井口まみ
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決算審査特別委員会の質問 その3 防災協力事業所

untitled 「川崎市防災協力事業所登録制度」ってご存知ですか。私も先日、消防署長さんから教えていただくまで知りませんでした。こんなステッカーを貼ってある会社や商店なのですが、あまり見たことないですねぇ。

これは、川崎市総務局危機管理室という、防災を担当するところが、建築業界や商店街などの団体を通して、「日ごろからなにか防災に協力できることはありませんか」とお願いして、たとえば、地震で道がふさがれたらショベルカーを出しますよ、とか、お店なら非常食を提供しますよ、とかできることをあらかじめ登録してもらい、日常的な防災訓練などにも参加してもらって地域とつながりを作っておいてもらうというものだそうです。それ自体はいいことだと思うのですが、一体だれが知っているの、と聞いたら、「地域の自主防災組織にはお知らせしていますが、あとは市のホームページに載せている」だけ。全市で18事業所しか登録していないのでこのステッカーも見ることがないわけです。

それは登録事業所を増やさなければ。もっとPRをして、いろんなところにお願いに行く必要があります。同時に、この不況で地域の業者のみなさんは、「やっていられない」という人もいるのではないでしょうか。たとえばこれに登録すると、何かいいことがある、ということを検討するべきと質問しました。総務局長は「検討する」とこたえました。

いずれにしても、自主防災組織というのは、まだまだ全市的に完璧に組織されているわけではありません。消防署や消防団、町会などにお知らせしないと、いざというときにせっかく協力するといってくれているのに、力を発揮できないのではもったいない。きちんとお知らせするように求めました。

この川崎で働き、暮らす人たちは、自分にできることがあれば、だれでも助け合いたいと思っています。それを大事に生かすようにしてもらいたいと思うのです。