井口まみ
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12月議会の一般質問 その1 多摩スポーツセンター

いよいよ3月26日に念願の多摩スポーツセンターがオープンします。よりよいスポーツセンターにするため、12月議会で、利用料金、交通安全問題、送迎バスなどの問題をとりあげました。

高齢者割引、検討へ。国保の「無料プール券」の 利用も検討

利用料金について、井口市議は「市内ではじめてのプール併設のスポーツセンターであり、これまで利用しなかった高齢者や障がい者も気軽に利用できるよう、利用料金にも工夫をするべき」として、
・障がい者は障害者手帳を受付で提示すれば無料になるが、広報されていない。チラシやホームページに明示を。
・高齢者割引を行い、高齢者の利用促進策を。
と求めました。門ノ沢多摩区長は「障がい者の利用料金などは周知に努める」と述べるとともに、「高齢者の優遇制度については、他施設や他都市の状況を参考に検討する」とこたえました。

また、井口市議は「川崎市国民健康保険の加入者(高校生以上七四才まで)は『温水プール無料利用券』で市内すべての温水プールが利用できる。これを多摩スポーツセンターにも適用すべき」と質問。菊池健康福祉局長は「検討する」と前向きな答弁を行いました。

西菅公園側の通路は道路に沿ってオープンまでに

C__Documents and Settings_中村孝_Application Data_FUJIFILM_FinePixViewerS_Temp_1005-155650_DSCF1821 工事説明会の際、近隣のPTAの皆さんから「通学路に駐車場の出口がつけられ、歩道を車が横切る。反対側の西菅公園側に歩道をつけてほしい」という強い要望があがっていました。関係者で検討した結果、左の写真の左側の土手に、道路に沿って、公園内の通路を作ることが決まり、茶色系の透水性アスファルトがしかれることになりました。スポーツセンターのオープンまでに完成します。ただ、公園内の樹木の根を切らないようにするため、全体を高く作ることから、北側は、階段が数段つくことになっています。

送迎バスは2つの駅から2路線新設

区内の強い要望になっていたのが、交通アクセスです。市は「事業者が利用促進のための送迎バスを提案している」といっていましたが、検討状況を質問すると、多摩区長が、「新たな交通手段として、マイクロバスの運行計画をしており、JR南武線と小田急小田原線のそれぞれ1つの駅を経由する、2つのコース案で協議を進めている」と答弁しましたが、まだどこの駅から、どこを経由して送迎するかは明らかにされませんでした。井口市議は、「たくさんの人が利用したいと待っている。オープンしたらすぐ行かれるように、コースを急いで決定し、早く周知をしてほしい」と要望しました。

この20年を振り返れば「これは市民が作ったスポーツセンター」

井口市議は質問の中で、このスポーツセンター実現までの道のりを振り返り、次のように要望しました。

「多摩区にスポーツセンターを作ると最初に表明されたのが、1990年でした。それから、なんと20年がたちました。当初からプールをつけてほしいと求め続け、決まりかけた時に市長の行革でDランクにされてプールは白紙。それでも市民はあきらめずに請願を出し、プール付きのスポーツセンターを求め続けてきました。 建設が決まってからも、建設委員会が丁寧に開かれ、たくさんの人たちが意見を寄せてきました。このスポーツセンターは名実ともに市民が作ったセンターだと思います。この経過はとても大切です。いよいよ運営が始まるわけですが、これからも、しっかり市民の声を聞いて、市民とともに運営していただきたいと思います。」