井口まみ
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12月議会一般質問 その3 中野島駅、一日も早く橋上化を

中野島駅の橋上化は、1993年に要望があがり、もう17年になります。ようやく橋上化することは決まりましたが、稲田堤駅が最初で、そこに5、6年かかるため、それから次の駅に着手していたら、次の駅が完成するのは十年以上先になるということが問題でした。

「稲田堤駅が完成したら すぐ次の工事に取り掛かる」

私は、今年3月の予算審査特別委員会で「設計に3年、工事に3年かかるとのことだが、稲田堤駅が終わってから設計を始めていたのでは、次の駅は12年も先になる。稲田堤駅の設計が終わったら、次の駅の設計に入るなど、早くする方法があるのではないか」と質問していました。この12月議会で再度、「少しでも早く工事着手できるようにするべき」と質問しました。すると、飛彈まちづくり局長は「稲田堤駅の工事が完成する時期には、次の駅の工事に着手できるような対応をしたい」「稲田堤駅の工事着手前から、次の駅の基礎調査に着手できるよう、JR東日本と協議をしていきたい」と答弁しました。これにより、数年は早くなる可能性があります。3月議会の提案が実りました。

「橋上化までの間、北口臨時改札の設置をJRに要望する」

橋上化はきまったものの、今すぐではないため、駅前の踏切の危険性は続きます。この対策はまったなしです。私は「北口に臨時改札をつけたらどうか」と提案しました。

kousyou 北口改札は、以前から川崎市が設置を希望していましたが、JRとの話し合いが付かず、実現していません。実は私は、2007年10月、JR東日本横浜支社に住民の皆さんと交渉に行ったのです。左の写真はその交渉のときのものです。JRはとても重要な答弁をしていました。そのときの答弁はこうです。「中野島駅については川崎市が橋上化するなら協力する」「北側改札については、橋上駅舎にすることを決定をして、それができるまでの間ならありえるが、恒久的な臨時改札は作らない」。

これはまさにいまの条件です。私はこの12月議会の質問で「JRが認めるのだから、橋上駅舎ができるまでの間、北側に臨時改札を作るべき」とただしました。飛彈まちづくり局長はその質問に答えて「JR東日本に対し、駅利用者の安全性の確保と、利便性向上のため、橋上駅舎が整備されるまでの間は、北側改札口の設置をおこなうよう、要望していく」と明確に答弁しました。

中野島駅の安全性にとって、大きな一歩が踏み出されました。あきらめずに運動をしてきた成果が少しずつですが現れています。なんともわくわくしてきました。