はつらつレポート

「立候補予定者の話を聞く会」に参加しました

2011年3月27日

3.26候補者の話を聞く会 市民団体の皆さんが、選挙のたびに開催する「立候補者の話を聞く会」。前は「公開討論会」というふうにも言われていたかな。公的な立会演説会がなくなったもとで、この機会が唯一ほかの予定候補者と並んで話をする場です。各地で震災の影響で中止されているなか、多摩区では開催されました。

行ってびっくり。現職の参加は10人中たった3人だけ。共産党から2人。あとは自民党だけです。民主は予定候補者が1人。公明はきません。聞きに来られた方が「選挙を強行したくせに、いざとなったら震災だから選挙活動を自粛するという。そういう党が自分たちの政策を語るのはこういう場しかないのに、来ないとは、よほど聞かれたくないんだな」といっておられました。

予定候補者も含めて7人が参加したので、何をしゃべるにも時間の制約があり、なかなか全部話しきれませんでした。もう最後には言いたいことを言うためにえらく早口になり、「あれではよくわからない」といわれて、あとで反省しきりです。

でも、言いたいことは言いました。震災の救援が最優先であること。選挙をやっている場合ではないが、やると決まった以上、政策をきちんと訴えたいこと。訴えるのは、いかに全国で力をあわせて復旧、復興にとりくむか、震災に強い川崎を作るにはどうするか。そしてなんと言っても生田浄水場を残すためにがんばりたいこと。

会場からの質問も、一番多かったのは生田浄水場でした。わたしはもう立場ははっきりしています。生田浄水場も多摩区の地下水も残して、いざというときにも困らない川崎にすることです。「井口さんの話を聞いてよくわかりました。僕も廃止すべきでないと思います」という若い予定候補者の認識は素直でいいとして、自民党も民主党も神奈川ネットも「地下水は災害用に残すべきだが、浄水場は費用対効果の面からどうかと思う」という趣旨で共通していました。浄水場を残すと金がかかるということです。自民党は代表質問でもやっていましたが、生田浄水場をなくすと年間24億円(議会答弁では19億円でしたが)コストを削減できるといいました。

反論する時間も機会もなかったのでそのままになりましたが、本当に災害用に地下水を残すなら、どう残すのかということを考えているのか聞きたいところです。災害用に井戸を残すというのは川崎市がすでに、わたしの質問に対していっていることです。市がやるといっているから安心して自分たちもいえるわけです。しかしこの災害用の井戸は、いまのポンプをそのまま使うのではありません。ほんの小さなポンプに付け替えて、11ある井戸のうち5つくらいに絞って、維持するとしています。これではいざ災害のとき、やっぱり五六キロ先から水が来るまで、ちょっとは井戸から水が来るが、140万人にまかなうことはできないのです。災害用に残すのなら、今のポンプをずっと維持すれば小田原から水が途絶えても市民には十分供給できる。私は今、災害を考えてもいまの井戸をそのまま維持すべきと求めています。

24億円という話も、よく吟味が必要です。わたしも自民党の質問のあととりよせて、その計算式を持っていますが、これは、生田浄水場は耐震工事など必要な改修工事をおこなうが、企業団はそういう維持費がかかることは加味せず、いまの料金体系が前提です。企業団が莫大な無駄な投資をした施設の維持費を含めて比べて、本当に企業団の水にしたほうが安上がりかというのは、実は大変疑わしいのです。だいたい、命の水が来るかこないかということと、年間24億円の削減をするということが、どちらが市民にとって重要か。臨海部には23億円の土地をぽんと買うのに、水にはかけられないというのは、市民は納得しないと思うのですが。

そのほか、たくさんの質問が出されましたが、どれ一つとってもいままで共産党が取り上げない問題はなかったので、とにかくこたえることができました。共産党がどれだけ市民の声を取り上げてきたかということがわかっていただけたと思います。

最後にわたしは「どんな問題も、市民が願い、声を上げ続ければ、そしてそれを議員がしっかりと届け続ければ、実現しない願いはない」と話しました。これがわたしたち議員の仕事だと思っています。それが参加者の皆さんに伝われればいいなあ、と思いました。早口でわかってもらえたかなあ。