２０１２年を希望の年に
新しい年を迎えました。
昨年７月、石巻と女川に行きました。震災後４カ月もたっていたのに、何もない住宅街、倒れたままのビルに衝撃を受け、仮設住宅の訪問で聞いたどの人の話も、胸に迫るものでした。たった１回で、何度もボランティアに行っている人とは比べ物にならない体験でしたが、私にとってはとても忘れられない、自分の原点にもなるような被災地への訪問でした。
誰もが、震災からの復興を願い、政治の課題に取り上げています。今年の課題はこの問題を避けて通れません。この関東にも巨大地震がそう遠くないときにやってくる。そのときに一つの命もなくさないまちを、いまの政治は作れるのか。課題はとてもはっきりしています。
そして、福祉を守れるか。この国で生きていくことができるか、が問われています。４月から、介護保険、後期高齢者医療保険、国民健康保険の保険料と保育料が上がることがほぼ確実で、駐輪場も上がるところが出ます。人の命を守るのが政治の仕事。どうしてこんなにつぎつぎと福祉を切り捨てられるのかと信じられない気持ちです。黙って見過ごすことは絶対にしたくないと思います。
みんなで声をあげて、おかしいことはおかしいという年にしましょう。あの原発だって、みんなが声をあげたら次々に停まっていきます。自然エネルギーへの転換は、もっと時間がかかると思っていたのに、この１年ですっかり当たり前の流れになりました。政治は前に進んでいると実感しています。みんなで手をつないで、新しい希望の叶う年にしていきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。
