井口まみ
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鎮魂の日

3月11日は、不本意ながら自宅にいました。前日道路で転んでねんざして、どこにも出られませんでした。「今日は鎮魂の日だ」と一日じっとしていました。

テレビはすべて震災を特集し、いろんなことを報道しています。繰り返し津波の映像を見るのが悲しくて、テレビも消してしまいました。家族は「原発ゼロ」の集会に行き、久しぶりに少し晴れて、外も静かな昼下がり、じっと一人で本を読みながら、いろいろ考えました。

目の前で国民がこんなに困っているのに、どうして助けられないのだろう。これだけ国会議員がいて、大臣がいて、知事や市長や議員がいて、どうして、寒い仮設住宅ひとつ改善できないのか。政治はそんなに無力なのか。

いや、そんなことはない。政治ができることはいっぱいある。それを真摯にやらないだけだ。川崎もそうだ。必ず来るといわれている首都直下の地震に対して、今わかっているだけでもやれることがたくさんある。それをするだけでも多くの命が救えるカラー38んだ。

ぐるぐるといろんなことを考えて、最後は「ようし、明日からまたがんばろう!」

そんな一日でした。