井口まみ
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向ケ丘遊園が閉園してもう10年なのだそうです

untitled多摩市民館で、向ケ丘遊園の思い出の品を展示していました。10年前、突然閉園になって、そのときに跡地を市民のために活用してほしいと作られた「向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める会」が、10年を記念してよびかけたところ、貴重な資料がたくさん寄せられたとのことで、見に行ってきました。

地元の人たちにはほんとうになつかしいのでしょう。入園料が40円とか、100円のころの入園切符、パンフレット、当時の写真などが展示されています。私が目を奪われたのは、開園当時の遊園のまわりは、ほとんどはげ山だったことでした。当時の人に聞くと、食料のために畑にしていたところを小田急が買い上げて遊園地にしたので、それから木を植えたのだとか。いまのこの緑は、はじめからあったのではなく市民がここを愛し利用している中で育てられたのだということです。

それをなくすのは簡単です。あっという間にまたはげ山になってしまうでしょう。緑は市民共通の財産だといいますが、ほんとうにそうだなあとおもった会でした。