無理やりマンションを作るのはもうやめよう
麻生区の急傾斜地にあまりにも無謀なマンション計画が持ち上がり、周りの人たちが運動を始めました。麻生区の勝又光江議員が皆さんといっしょにがんばっていて、私もときどきお手伝いしているのですが、現場を知らないので一度見ておこうと思いたち、時間を見つけて行ってきました。いやはや、ものすごいところでした。
このうねった山を切り、２棟で、見た目で９階建て、９９戸、なんていうのを建てるのです。もともと木が生い茂り、ウグイスが鳴き、涼しい風が吹いていた、そんな山がすっかり木が切られ、無残な姿になっていました。
まわりは閑静な住宅街。道路も狭く、工事もまず道路を作るところから始めなければならないそうです。これだけの山を切り崩すのですから膨大な土をダンプに乗せて運び出さなければなりません。そうまでして作らなければならないものってなんなのでしょうか。今の世の中でマンションが足りないのでしょうか。自然をこわし、まわりの人たちに迷惑をかけ、出来上がれば一生日陰になる家を作っても、業者は売ってしまえばそれでもう関係ない。そういう企業でいいのでしょうか。
いま、企業、会社にはモラルが必要です。もうけさえすれば何をしてもいいという社会ではいけないと思うのです。だから、そのことを思い知らせるために、住民の皆さんが嫌なものはいやだと言い続けてほしい。わたしもいっしょに徹底抗戦をしようと思うのです。
