井口まみ
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新しい特養ホームができました

生田特養1多摩区の西生田の高台に、新しい特別養護老人ホームが完成し、開所式に行ってきました。

半分以上が個室で、2人部屋もありますが壁があって個室のようになっていて、ドアで行き来できるので2人部屋、という、「そういう手があったのか」みたいなつくりになっています。明るい食堂や、お風呂。ディサービスのフロアには足湯もありました。まだお湯が入っていませんでしたが、ヒノキの足湯です。生田特養2

式典の時に案内された席に座っていたら、私の後ろは歴代健康福祉局長を務めた方がおふたり、雑談をしていました。「今は待機者はどのくらいいるのかねえ」。おもわず(5000人を超えましたよ)と心の中でつぶやく私。「あれは数え方だからねえ。すぐに入らなくても待機者になっちゃうんじゃないですかね」。(何言ってんだ。すぐ入りたいから申し込んでいるんでしょ)。「作っても作ってもどんどん申し込みが増えるんですよねえ」。(そういう社会にしているのは誰だ!)。何をかいわんや…。

主催者のあいさつによると、建物の建設には震災復興による資材不足で苦労し、職員の確保にはもっと苦労したとのこと。高齢化社会を迎え、本当に本腰を入れて高齢者の生活を支える仕組みを作らないと、たいへんなことになりますよ。実態もろくに知らないような話にふつふつと怒りを感じながら、真新しいホームをあとにしました。