井口まみ
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生田浄水場を残そう 100人を超える人たちが!

IMG_1144[1] 「命の水 生田浄水場存続を願う市民の集い」が多摩市民館で開かれました。会場いっぱいの100人を超える人たちが集まり、その関心の高さを示しました。文字通り会場が一体になった集会でした。

IMG_1136[1]プログラムは盛りだくさん。京劇の銅鑼を演奏してお話しされた市民オンブズマンの川口さん。いかに国が無駄なダムを押し付け、それに乗っかった神奈川県と横浜市や川崎市が市民に負担を押し付けているかということを明快に語った、神奈川オンブズマンの大川弁護士。美しい水を、故郷を残そうと歌い上げた、合唱団「いちばんぼし」のみなさん…。これをそれぞれ一つだけ独立させても十分イベントになりました。

IMG_1139[1]主催者が趣向を凝らしたのが、井上ひさしさんがシナリオを描いた群読「水の手紙」です。小学校の卒業式でよく行われるような、みんなが声をそろえてセリフをつなげていくというものです。初めての人でも参加できるように、全体で声をそろえるところはうんと短くして、あとは世話人が読み進めていきます。スクリーンには萩尾望都さんのイラストが!「地球に水ができて、その中から奇跡のように人が生まれた。人はその奇跡に感謝して水を大切にして生きなければならない」というメッセージを繰り返し展開します。100人で「生田浄水場を守ろう」と声をそろえるフィナーレは感動!でした。

市長選挙に立候補を表明している人たちへの公開質問状の回答も発表されました。主催者はコメントせずにただその内容を公表しただけでしたが、君嶋ちか子さんは、生田浄水場の存続を表明。秀島善雄氏は現市長の政策を引き継ぎ“廃止”。福田紀彦氏からは回答がありませんでした。

IMG_1132[1]大川弁護士の講演に対してたくさんの質問が出ました。生田浄水場がなくなるということを初めて知った人もいました。水道のことを簡単に分かってもらうのは本当に難しいのですが、でも、生田浄水場の廃止がいかに理不尽化ということは分かってもらえたと思います。

最後にみんなで確認した「アピール」では、「生田浄水場を残す市長を選びましょう」と訴えました。こうした集会に初めて参加した人もいました。でもこのアピールがすんなりとみんなの思いになった、とてもいい集会でした。