はつらつレポート

決算審査特別委員会の形式をかえるというので、他都市を視察しました

2014年3月7日

いま、3月議会の真っ最中!自分の質問の直前だというのに、1日で神戸市と広島市に行ってきました。この議会の最終盤に、今年の9月議会から決算審査特別委員会のやり方をかえることを決定する運びになり、提案されている分科会方式とはどんなものか、緊急に実際に行っている都市の様子を見ることになったのです。おりしもどの議会も予算審議の最中。傍聴もできるというわけです。

今、川崎市は予算も決算も、特別委員会という形にはしていますが、本会議場で議員がほぼ全員そろって、4日間、一人おおむね30分の持ち時間で、すべての部局の局長に質問できます。ただ決算審査は市長がいないので、「市長出席の是非」を検討し始めたのが2年前でした。ところがある会派から「市長の出席よりも、このやり方そのものを検討する必要がある」として、他都市がやっている分科会方式を取り入れたらどうかという提案があり、それが議論の俎上に上り、あれよあれというまに、分科会方式の検討が行われたのです。

今月にも決まりそうな案は、議会の中にある5つの常任委員会をそのまま分科会とし、審議する局を原則半日、2時間ずつわりあてる。各委員は、1日20分という持ち時間の中で、その局の決算について質問するというもの。これまで、どの局にも質問できたのに、相手を制約されます。各分科会は2日開催されるので、一人一人の議員は40分、さらに市長が出席する総括質疑も行うので、実質質問時間は今より伸びるというのですが、そうでしょうか。

神戸では1つの局の審議時間は1日6時間です。会派の人数によってその日に使える時間は割り当てが変わりますが、日本共産党は1日約40分あります。ちょうど一つの分科会を傍聴させていただき、交通局に対して、しっかり40分質問している議員の様子を拝見しました。広島市は、質問時間に制限がなく、あらかじめ予定時間を通告しておけば、一人2時間でもできるそうですが、大概1時間くらいは一人で使っているそうで、通告した人が終わるまで審議を続けるそうです。

一人1日20分では、たとえば午前中が上下水道局で午後交通局という場合、両方の局に質問したかったら10分しかありません。これでは答弁が少し長かったらおしまいです。議員というのは、議会で質問してこそその役割を発揮できるのであり、その審議時間を狭めるというのはあってはならないと思います。神戸と広島の様子を聞いて、まだまだ検討の余地があると思いました。

神戸と広島も予算議会のさなかという事情は同じです。忙しいときに対応してくださった、日本共産党の神戸市議団と広島市議団のみなさん、ほんとうにありがとうございました。しかしやっぱり百聞は一見にしかず。川崎が新たな制度を入れたいという本当の狙いは、結局審議の時間を短くしたいということではないか。似て非なる制度は作ってはならないと思いました。