議会活動報告

環境委員会の視察で福岡市へ

2014年5月16日

IMG_2522[1]今年の環境委員会の視察は福岡市、北九州市です。一日目の福岡市では、「スマートハウス常設展示場」を視察しました。

基本的に自分の家で電気を作ってCO2を出さないしくみや設備を、九州大学や地元の企業が開発してそれをデモンストレーションしています。すでに実用化している技術もあり、コマーシャルで見たことのあるものもありますが、IMG_2532[1]いいなあと思ったのは、ひとつは光冷暖システム」です。岩盤浴を扱っている会社が開発し特許を取ったそうで、体が出す遠赤外線を壁が集約し、冷水や暖水の通っているパイプで温度を一定にすることで、空気を無理やり冷やしたり温めたりせずに一定の温度を保て、部屋の中の空気も動かないという、わかったような全然わからないようなシステムです。すでに、病院のように空気感染が心配されるところや、雑音があると困る録音室などで採用されているそうで、その部屋に入ると、なんとなくひんやりしています。水の温度を一定にする以外にエネルギーがいらず、室外機による排熱もありません。パンフレットには「エアコンのない家をつくりたかった」。いいなあ。

もうひとつは、家の中の電気量を総合的に管理するシステムです。外部から購入する電力を一定量に制限し、あとは太陽光など自家発電して、蓄電池に蓄えて使う。その制御を行うシステムです。長崎市の会社が作っています。これができれば、いちいち売電したりしなくてもすみます。横浜にも展示場があるそうで、行ってみたいと思います。

IMG_2536[1]これらの技術も東芝など大企業はなんなくできるのだそうです。しかし、私が大事だなあと思ったのは、福岡市が近隣の中小企業や地元の大学の技術をこうして一つにして実証実験の場を設け、市民に見せて、市場を作ろうとしていること。各企業のバラバラな努力に任せるのではなく、中小企業の力を市民に見せるということがすごく大事だと思うのです。できればこれをもっと公的なところやまちづくりに導入して、中小企業の育成につなげればすごいと思います。環境産業はこれからの成長が見込めると川崎市も認めています。だとするなら、大企業がその資本力で一人勝ちするのでなく、市内中小企業にビジネスチャンスをつくり、私たち市民も私たちの資力で環境問題に貢献できる仕組みづくりをしていくことが必要だ。夢の膨らむ視察でした。