井口まみ
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普天間基地のてんまつは、許せない--演説会で訴えました

28日は、多摩市民館で演説会を開きました。120名の方が集まり、とても熱い集まりになりました。

この日、鳩山首相は日米共同声明を出しました。「国外、最低でも県外に移設する」と言った沖縄普天間の米軍基地を、結局自民党政府が合意した沖縄の辺野古に移転するだけという案で合意したのです。どんなに沖縄の人たちは、ぬか喜びをさせられ、奈落のそこに突き落とされたか。それを思うと、いてもたってもいられないのです。

私はおりしもこの日だった演説会で、真っ先にその思いを語りました。

私はおととし、観光旅行で沖縄に行きました。ガイドブックで「安保の見える丘」というところをみつけました。行ってみたのです。ガイドブックには載っていませんでしたが、そこは嘉手納基地でした。「安保の見える丘」は嘉手納基地が見渡せるところで、いまは、道の駅ができていて、ベランダから基地にどんな戦闘機が来ているか見えるようになっていました。道の駅には町営の資料室があって、町全体を模型にしてありました。町のど真ん中のいちばん平らないいところがすべて基地になっている。町民はそのまわりに押し込められて生きるしかないことが一目でわかります。戦闘機の爆音がいかにすさまじいか聞くことのできるヘッドフォンがあります。そしてビデオが放映されていました。その最後は、基地を取り囲む金網がなくなり、元通りの豊かな緑に戻った大地に、三線を弾きエイサーを踊る人たちが戻っていくというシーンで終わります。基地はいらない、先祖の大地を返してほしいと、まちをあげて訴えている資料室でした。

爆音を三線の音色に変え、元の静かな嘉手納にもどしたいという切ないほどの思いを受け止めて帰ってきました。自分にも何かできないか、ずっと考えていました。

今回のてんまつを見てつくづくわかったのです。政治を変えないといけないのだと。国民を裏切らない、なくすと言ったら本当になくすために力をつくす国会議員が必要なのです。皆さんに心から訴えました。「この参議院選挙でなんとしても共産党の躍進を」と。はたの君枝さんの訴えも力強く、みんなでがんばろうと決意した熱い演説会になりました。