井口まみ
井口まみ井口まみ

小学校の卒業式によばれました

地元の下布田小学校の卒業式に、民生委員として招待され、参加しました。7年前にはうちの子どももこの学校を卒業したのですが、ちょうどこのころはいつも議会の最終盤で、子どもの時にも参加できませんでした。今年はちょうど閉会した後だったので、うかがうことができました。

IMG_4264[1]下布田小学校は小さな学校なので、6年生は89人。一人一人の名前が呼ばれ、卒業証書が授与されました。背も高くて大人びた子、声変りをしている男の子、背広がぶかぶかのかわいい子など、どの子も晴れ晴れと、新しい人生の門出に臨んでいます。6年間の思い出をかけあいながら、目を真っ赤にしている子たちに、こちらも感動してしまいました。わが子の時もビデオではこんなふうだったなあ、と思い出し、子供の成長はあっという間で、もうこういう瞬間は見られないんだなあ、と感慨深く見ていました。

IMG_4261[1]給食室には、お祝いの花束ともに、すてきなメッセージがはってありました。その中の言葉に、とても感動したのです。「食べ方に困ったときは、給食を思い出して、バランスの良い食事を意識してくださいね」。ああ、給食というのは、卒業してもしっかり食育の役割を果たすんだ、と気が付きました。本来、この役割は中学校まで続いてこそ、しっかりと子供たちの食習慣に根付くのではないか、とその場で思い至りました。

IMG_4259[1]中学校給食を実現するために、江戸川区や高崎市、さいたま市などに視察に行って試食もさせていただきました。どこでも言われていたのが食育の重要性でした。江戸川区の栄養士の先生だったか、とても印象に残っている言葉があります。「中学生にこそ、どれだけのカロリー、栄養が必要かをしっかり伝えなければ、食生活がどんどん乱れる。あなたはこれだけ食べなければならないのよ、ということを胃袋で分かってほしい。だからおいしくて食べたくなるものを出して、しっかり食べてもらっている」。下布田小学校の給食職員の皆さんも、そのおもいで子どもたちにおいしい給食を出してくれていたのですね。川崎市はようやく3年後に中学校給食を始めます。もっと早くしたいと強く願いますが、始めるからには食育の役割をしっかり果たせる給食にしたいと改めて思いました。

卒業生の皆さん、おめでとう。皆さんの未来が輝くよう、私たちもがんばります。