井口まみ
井口まみ井口まみ

6月議会の一般質問は4テーマでした

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通学路の安全を守る地域交通安全員の配置に市が責任を

通学路の危険な交差点などに、制服を着て立ってくれていた「学童等交通誘導員」の制度が今年3月で廃止されました。全市で20人の誘導員さんのかわりに、教育委員会の「地域交通安全員」が配置されることになりましたが、あと3箇所(菅小、さくら小、栗木台小の各学区内)で、人が決まらず、校長先生が立ったり、ボランティアでもとの誘導員さんが立ってくれていたりしています。地域交通安全員の制度は、朝1時間が基本で、どうしてもと言うところには午後1時間半という中途半端な勤務時間のため、危険な交差点で子どもの命を預かるという重い責任をもちながら、専任で仕事にすることができないということで、本当になり手がいないのです。教育委員会は学校やPTA、町会や老人会にお願いして何とか人を探すとしていますが、地域任せにせず教育委員会が責任を持って配置するべきと繰り返し強く求めました。

障害者の仕事確保に市が努力を

地方自治法の施行令が変わって、自治体が委託する清掃や印刷、選択などの業務を障害者施設が随意契約で請け負うことができるようになりました。このことをしっかり市役所の全体に伝えて、仕事を障害者施設に回すように強く要望しました。障害者施設ではどんなに働いても、月数千円にしかならないところが多く、こうしたまとまった仕事ができれば、働きがいも生まれ、工賃もあがって、自立して生活することができる。国もそのつもりで施行令を改正したので、その効果が出るように、求めました。

また、精神障害者の就労支援が、とても不十分だと指摘し、その人の生涯の様子や要求によくあった支援をするよう求めました。

国民健康保険の保険料軽減制度の説明をていねいに

リストラで収入がなくなった状況で国民健康保険に加入する人が増えています。しかし国保の保険料はとても高い。軽減制度がありますが、ちゃんと説明されたことがなく、滞納になってしまう人がいることをとりあげました。事前にかなり交渉していたので、今月の「国保だより」に詳しい説明が載ることになり、一歩前進です。それにしても、紙に書け ば説明したことにするというのはダメだと思っています。

市営住宅を増設せよ!!

「市営住宅に10年申し込んでいる」という話を聞きました。それはひどい。何とかならないかと取り上げました。市の統計でわかるのは5年以上毎年申し込んで落選している人がまた申し込んでいる人数で、昨年秋は378人。募集戸数が250戸程度ですから、そもそも市営住宅が足りない。増やすべきだと求めました。ところが、まったく増やす計画がないのです。

公営住宅法は公営住宅を建てる目的を「健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する定額所得者に対して低廉な家賃で賃貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与すること」と定めています。まさに憲法25条を住宅の分野で具現化しているものです。その住宅を作らず、低所得で住宅に困っている人を5年も10年も放置しているのは憲法違反だ。保育園や特養ホームを作るために努力しているように、市営住宅を作るために必死になるべきだ、と求めました。そう言い放つ以外に何も反応のない、ひどい市政でした。