はつらつレポート

第62回稲田つつみ寄席は、若手の競演!

2015年6月8日

初夏のさわやかな風がふく日曜日、第62回稲田つつみ寄席には、たくさんのお客さんにお越しいただきました。今回は、真打も30代という、若手ばかりのプログラムとなりました。

IMG_4582[1]前座は笑福亭希光さん。鶴光さんのお弟子さんで、上方落語の継承者です。ネタは「平林」。字の読めない丁稚さんが主人から「ひらばやし」さん宛の手紙を届けるように言われます。途中で読み方を忘れてしまい、道々聞いて歩くのですが、みんなテキトーなことを教えるもんだから、せっかく「ひらばやし」さんちにたどりついたのに…。

IMG_4584[1]二つ目は瀧川鯉斗さん。今思い出しましたが、元暴走族の総長だった人ですね。つつみ寄せには2回目のご登場です。「荒茶」は、いろんな意味でものすごいネタでした。登場人物も豊臣秀吉の7人の侍のせりふが次々と。名前覚えるだけでも大変でしたね。

IMG_4591[1]色物は手妻。和風手品ですね。北見翼さん、なんと25歳。こちらも2回目で前回も今回も一番人気でしたねえ。年は若くても、腕は一流。おもしろかったのは、日本に古くから伝わるというチョウチョの舞。ただの和紙のチョウチョを、扇の風で宙に浮かすのですが、まるで意のままに動かしているのです。おわんの中に入れたり、そこから出したり。風だけであんなふうに動くのかなあ。

IMG_4598[1]トリは、三笑亭可龍さん。真打になって7年目の37歳。真打になる直前の二つ目のときに、落語界の「氷川きよし」の触れ込みで、つつみ寄席にきています。やっぱり真打になるということは、それだけの力が身につくということなんですねえ。「佐々木政談」というお奉行さまと子供の掛け合いがとことん面白いネタでしたが、侍と子どもをきちんと演じ分けないと面白くない。私みたいな素人でもこの演じ分けがよくわかって実に面白かったです。

稲田つつみ寄席は、まったくの手作り手弁当なので、お金の高い有名な人はあんまり来ませんが、こうして中野島まで来てくれる芸人さんたちが二つ目になり真打になり、また来てくれてうまくなっていくのを見るのは、ほんとにお母さんのようにうれしいです。