井口まみ
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【07.05.28】「乱開発現地ツアー」に参加しました

2007,05,28, Monday

今年一番の猛暑となった27日。「乱開発現地ツアー」なるものが開催され、市内外から50人近くが集まりました。
2007,05,28, Monday
「緑を守れ」「住環境を守れ」というのは、誰もが願っていることなのに、ある日気がつくと「ここにマンションを作ります」という看板が立ち、あれよあれよというまにとんでもなく迷惑なマンションができていく。そんなことが後を絶ちません。「これはおかしいい」と運動に立ち上がっている人たちを横につないで励まし、いっしょにまちづくりを考えていくために、みんなで現地を見ようというツアーがこの「乱開発現地ツアー」なのです。今回は高津区、宮前区、多摩区、麻生区の6ヶ所を見てきました。
普通に宅地を作ったり、まわりに日陰にならないようにマンションを作るのならいいのです。しかし、高津区では、となりが冬は7時間も日が当たらない(つまりまったく日陰になる)になるのに、7階建てのマンションを計画して平気です。住宅地域ならそんなことはできませんが、現状が工業地域と指定されているので、規制がないからだというのです。1万平米もある敷地をわざわざ4つにわけて、市が義務づける環境影響評価を逃れる業者もいました。
この谷戸は湧き水が流れ、うっそうとしていますが、高さ6メートルまで盛り土して宅地にするといいます。軟弱なところを盛り土して地震が来たら一度に崩れると、国で規制を強化しようとしていますが、その前に駆け込みでやってしまおうとしています。
川崎市が「保全すべき緑」とAランクに位置づけていたところも、こんなになってしまいました。
どれもこれも、「もうかればいい」という業者の姿勢があらわです。そして、各地でトラブルが起きてそれを教訓に条例などで規制を強化させると、その抜け道を使って新たな手法で建てようとする。このいたちごっこにもなっています。でも負けていられません。「緑を守れ」「住環境を守れ」という市民の願いをきちんと議会で発信し続けて、こんな無法は続けられないようにしていこうと、現地を見てあらためて思いました。
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