はつらつレポート

盛り土をして宅地を作るのは危険!という学習会

2009年12月6日

多摩区菅は東京都稲城市と隣接しています。稲城市南山では、大規模な住宅地開発が計画され、いま、その是非をめぐって市民が大きな運動を立ち上げています。そもそもオオタカもいる貴重な広大な緑地をなくしていいのかということが争点ですが、今問題になっているのが、山を切り取って、その土を谷に埋めて平らにするという谷埋め盛り土という手法が安全なのかということです。川崎でもこの盛り土はあちこちで騒動になっています。

今日は、斜面の埋立ての安全性の研究においては国内の第一人者という京都大学防災研究所の釜井俊孝先生の講演がきけるというので、稲城市向陽台という、これもいかにも山を切り開いて造成した多摩ニュータウンの一角に行ってきました。

専門的なお話で、むずかしかったのですが(一生懸命話してくださった先生、すみません)、私でも分かったのは、要するに「盛り土をしたらどんな手を打っても危険性ははらんでいる」ということです。先生は「そこに住む人はリスクを背負う」といわれました。そのメカニズムを詳しくお話いただいたわけです。

実は問題は稲城だけでなく、川崎、しかもこの多摩区菅に及んでいます。南山で削った土砂をよみうりランドの遊園地のど真ん中に捨てに来るという計画があるのです。その高さ20メートル。この砂が「稲城砂」といって、一度崩すとさらさらと固まらないことで有名な砂。もしこの20メートルの盛り土が崩れたら、菅仙谷という集落にどっとおしよせることが懸念されているのです。

だからこそ、今日の学習会はひとごとではありませんでした。あらためて先生の本を勉強し直して、地域の皆さんにお伝えしなければ。さっそく本を注文しました。