井口まみ
井口まみ井口まみ

グループリビングという暮らし方があります

おでんせ1グループリビング「おでんせ中の島」の内覧会にうかがいました。二階建てで陽の光がいっぱいに差し込み、木のぬくもりとしっくいの白がかがやくステキな建物です。

ここに、原則として60歳以上の方10名が共同生活をします。最初は元気でも歳をとり、介護を受けるようになり、そして看取りまで、ここで自分らしく生きることができるように、サポート体制を整えて過ごそうという、県内で6ヶ所めという、新しい取り組みです。わたしもとてもお世話になった助産院の先生がご夫妻であちこちを見て歩き、理想の老後のあり方を追求して考えついた住み方、生き方でを形にされました。

介護保険にもなんの制度にもリンクしないので、行政の補助金はいっさいありません。わたしもなんとかならないかとあれこれ調べましたが、元気な高齢者を応援する仕組みはなかなかないのですね。そのために入居金が百万円で、夕食がついて月家賃が14万円と、どうしても高くなってしまいます。

おでんせ2特養ホームも全く足りず、グループホームは認知症対応しかなく、それも平均でも月20万はかかるというなかで、元気なうちは自分の思うように暮らし、そのまま支援も得られるようになるというこの取り組みはもっと支援していいのではないかと思います。「おでんせ中の島」は、ペットOKの部屋も用意し、収納もたっぷり。老後、自宅のように暮らすためには何が必要か、いっぱい考えたのだそうです。我が家のすぐ近所。いかがですか。