井口まみ
井口まみ井口まみ

12月議会 議案に対する討論を行いました

井口討論相変わらず怒涛のように議会の日程が過ぎていきます。8日に石川議員が代表質問を行い、翌日から各委員会で議案の審査があり、15日には、それらの議案の採決のための本会議がありました。この採決にあたり、党を代表して「討論」を行いました。予定時間は30分。とてもそれでは収まりきらない原稿の量に、必死でしゃべったら、25分で終わりました。まずは、おさまってよかった。

今議会には51本の議案が提出されました。そのうち日本共産党は10議案に反対しました。そのひとつひとつになぜ反対するのか、をきちんと述べたのです。また、賛成はしたけれど市民の声をもっと伝えておかなければ、という議案についても述べました。全文はとても長いので議員団のホームページに載ると思いますので、ここには載せませんが、全体に貫かれていたのは、「市民生活にとってどうなのか」ということです。反対する理由は、市民生活にとっていいものではないからであり、この討論そのものが、市民生活をよくする思いに貫かれていて、しゃべるほうもやたら力がはいりました。

ひとつだけ、思いをこめた部分を紹介します。福田市長は今後30年間の川崎市の市政の方向を決める「基本構想」とそのうちの10年間の方針である「基本計画」というのを提案しました。この案の中には、地方自治法で自治体の責務として規定されている「住民の福祉の増進」という言葉がありません。それをいれよと代表質問でただしましたが市長はこたえませんでした。それどころか、財政難ではないにもかかわらず市民生活や福祉にかかわる市の施策を次々に削減する計画を出しています。それらをさまざま指摘した上で、「市民の所得は増えない、年金額は引下がる、このままいけば2017年度には消費税10%の増税が市民に重くのしかかる中、市民生活に追い討ちをかける容赦のないもので、これが福田市長のめざす「最幸のまち」「誰もが幸せを感じられる川崎」を具体化する「総合計画」の中身だということです。以上により、川崎市基本構想・基本計画には賛成できないものです。」

25分、大車輪で演説したら、さすがに目の前がくらくらして、演壇からおりるときには足元ふらふらでしたが、市民の声を代弁できたかな、と思います。