はつらつレポート 議会活動報告

下水処理の技術にびっくりー水処理センターを視察しました

2016年2月5日

IMG_6127[1]環境委員会の所管事務の調査として、下水を処理する入江崎水処理センターの視察を行いました。もう10年くらい前に麻生水処理センターを視察したことがありましたが、あらためて処理の技術に驚きました。

川崎市の南部、臨海部や川崎駅周辺の下水を処理する、入江崎水処理センターは昭和36年、私が生まれた年に神奈川県で最初に作られました。それまでは下水を公的に処理することはなかったのですね。50年以上たったため、建て替えが進んでおり、最新の技術をとりいれた高度処理にしています。といっても、何かすごい機械をいれているとか、高い薬品を使っているというのではありません。もともと下水処理は微生物を利用して有機物を分解させIMG_6131[1]ていました。しかしこれでは、窒素やリンを除去できず、東京湾の富栄養化の原因となっていました。そこで、微生物の働きをもっとよくして、窒素とリンも分解させる仕組みを作っているというのです。そのための反応タンクというのを見せていただき、仕組みも説明してもらいました。写真に書いてあるとおりです!

10年前に視察したときだれかが「化学物質は分解できるのですか」と質問し、「最近の新しいものは難しい」と職員が答えていたのをずっと覚えていて、私はわけのわからないものが入っている洗剤などを使うのが気になっていました。今回の視察でそのことを聞いてみると、「この高度処理で環境ホルモンなどで問題になったほとんどの化学物質も分解してしまいます。というか、分解できるものをメーカーが使うようになったということでしょう」というのです。

IMG_6132[1]微生物おそるべし!!世界でも下水の処理というのは、ほとんどこうして微生物の力で行っているのだそうです。これはどこかで培養して売っているとかではなく、下水処理場の中で綿々と生きているそうです。そういえば、ノーベル賞を受賞した大村教授も言っていました。微生物というのはものすごい力を持っている。

IMG_6120[1]川崎市内では、後年、下水は雨水と汚水を別々に処理するようになりますが、この南部地域はまだそういう仕組みにしていなかったので、合流式と言って汚水と雨水を一緒に処理しています。そのため、大雨が降って下水管があふれると汚水も一緒に流れ出してしまうという問題がありました。そこで、どんな雨が降ってもあふれない下水管を作ろうということで、巨大な貯留管が建設され、その工事現場にも行ってきました。大師河原貯留管です。地下20メートルに巨大なトンネルを掘って、水がたまるようになっています。トンネルを掘る技術にも感心しましたが、工事用エレベーターに乗って地下20メートルに降りたとき、私が思ったことIMG_6122[1]は、「リニア新幹線は地下40メートル。この倍の深さにいくんだ。もし何かあったらこの倍の階段を上らなければ逃げられないんだ」ということでした。かなりの恐怖でした。