はつらつレポート

戦争するな!の声が国会に届いている!わくわくする話を聞きました

2016年2月26日

仁比私の事務所でも法律相談でお世話になっている川崎北合同法律事務所が、毎年憲法を学ぶ講演会を開催しています。今回なんともタイムリーな講師がやってきました。9月19日の参院本会議で、安保法制=戦争法の強行採決に炎の反対討論を行った、日本共産党の参議院議員で弁護士の仁比聡平さんです。「戦争法廃止と明日の政治を語るつどい」。おりしも国会では、野党5党が戦争法廃止、安倍内閣打倒で一致して、選挙協力を行う合意をしたばかり。生々しい国会の様子に、わくわくしながら話を聞きました。

仁比さんは、この法律の問題点を、9月15日に裁判官OBの75氏が発表した意見書を引用して指摘しました。私も「これが言いたい」と思っていたことだったので、意見書全文をインターネットで探して、やっとみつけました。仁比さんが読み上げた部分をちょっと長いけど、そのまま引用します。

「今回の法案は、私たちが愛しているこの国の威厳と信望、国民が支えとする価値を傷つけようとするものです。
わが国がポツダム宣言を受諾して70年、日本国憲法を公布して69年が経過しました。廃墟の中から奇跡の回復を成し遂げるについての精神的な支柱は、日本国憲法の国民主権、基本的人権の尊重、平和主義という基本原理でありました。特に平和主義は、第二次世界大戦の反省から、国際協調主義に立ち、第9条において、戦争と武力の行使の放棄、戦力の不保持そして交戦権の否定を規定したもので、まさしく世界の範となるに値するものでありました。
人類が、いまだ戦争という流血の惨事を乗り越えられないこの時代にあって、日本国憲法が示した戦争放棄の理想は、世界を導く灯台の光にもたとえられるものであり、これをわが国に定着させることが、国民的な願いでもありました。
私たちも、裁判官として憲法99条によって課せられた「憲法を尊重し擁護する義務」を自覚し、憲法が予定している司法の使命を果たさなければならないと考えて、裁判官の職責を果たしてきました
。…」(参議院議長宛 「内閣提出の「国際平和支援法案」と「平和安全法制整備法案」に対する意見―慎重審議の要望」)

聞いていても涙が出そうな、日本の憲法の平和主義、立憲主義の説明でした。そうだ!私たちはこれを守りたいんだ!

国会のなかがどんどん変わっていく様子もリアルでした。何万人と国会前に集まる人たちの声が国会の中に聞こえてくる。参議院ではついに野党4党共同で廃止法案を提出する議論ができるようになる。議場で反対討論を行った仁比さんならではの興奮が伝わりました。

そして、いまの5党合意です。講演のあと「立場の違う政党が最後まで手を組み続けられるのか」という質問がだされました。仁比さんは「党首会談で確認した4つの項目は『この4つでなければ国民の声に答えたものにならない』ということをどの政党も身にしみてわかって、会談に参加してきた。だから何ももめずにすんなりと決まった」「その後の幹事長書記局長会談も、実に気持ちのよいものになっていると聞いている。5党は参議院選挙の公約に安保法制廃止を公約に掲げることも、すぐに決まった」。「自民党は『国民は正月の餅を食えば忘れる』といっていたが、国民の運動は2月になっても衰えないどころか署名が広がっている。この力が各党のエネルギーになっている。」

ここまでしっかりと手をつないだのだから、ここで手を離したら国民への裏切りです。裏返せば国民がしっかりと声を上げ続けることが裏切りをさせない力です。仁比さんと出口でお話したとき、「地方議員さんは現場では手を結べないこともたくさんあるでしょう。でも国会ではがんばりますから、地域でしっかりと声を上げ続けてください」といわれました。

声を上げ続ければ、政治を変えることができる。ずっとずっと信じ続けていることですが、それが目の前でガラガラと起きているのを、わくわくしながら実感しています。