井口まみ
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【07.06.10】京王稲田堤駅北口の駐輪場問題で京王本社と交渉

2007,06,10, Sunday

「7月末で市営駐輪場は閉鎖します」という張り紙が、京王稲田堤駅北口の駐輪場に張り出されたのは先月のことでした。川崎市に問い合わせると、京王電鉄が別に駐輪場を作るとのこと。どういうものになるのか聞こうと、本社交渉を行いました。
まず、経過を聞きました。それによると、現在の駐輪場は、京王線の橋脚の耐震補強のため工事に入ることになったこと、この機会に京王電鉄のグループ企業である京王不動産が運営する駐輪場350台分を北口の裏の土地に建設することになったこと、その結果、市営駐輪場は閉鎖することになった、ということでした。駐輪場の建設工事に時間がかかるため、実際に市営がなくなり、京王が開設するのは九月中旬になるとのことです。
ここで問題になるのは、まず、一日も間をおかずに使えるのかということと、料金です。開設は間を置かないように市と調整すると回答がありました。料金は、今の計画では、最初の1時間が無料で、12時間以内が100円とのこと。つまり13時間で100円ということです。無人で機械式なので、自動車のコインパーキングのように、帰りに機械に駐車番号を打ち込んでお金を払うとロックが外れるという方式です。定期もありません。
350台では足りないということも問題になりました。いま北口駐輪場を使っている人は、平日では400台をこえています。その分があふれるだけでなく、料金が高くなることを嫌う人が放置するのではないかという懸念もだされました。同席した川崎市建設局自転車対策室は、「JR稲田堤駅の南側にある駐輪場があいているのでそこに行ってもらったら」といいましたが、開かずの踏切をわたらなければいかれない駐輪場では、対案にならないことは火を見るより明らかです。
料金設定と台数の問題で放置自転車が増えることがあってはなりません。交渉の中で、京王電鉄と川崎市に対して、あと3ヶ月以上あるので、それまでに利用者の声をよく聞いて、確実にすべての自転車が京王不動産の駐輪場に移行できるかどうか判断をすること、利用者から意見が上がったらそれをきちんと検討することを強く求め、京王と川崎市も「そうします」と答えました。
川崎市には特に、現在の利用者からよく声を聞くことを求めました。利用者の皆さんから意見を出していただくことが大事です。私のところでもかまいません。ぜひご意見をお寄せください。
交渉には、前参議院議員のはたの君枝さんが同席してくれました。こういうときに国会議員がいればほんとに心強いものです。国民の声を代弁して交渉してくれる国会議員をもっと増やしたいものだとあらためて思った交渉でもありました。2007,06,10, Sunday