はつらつレポート

フードバンクかわさきの講演会に参加しました

2016年3月15日

フードバンク13月13日、中原平和公園での原発ゼロ集会を途中で抜けて、「フードバンクかわさき」の講演会に行きました。代表の高橋実生さんとは、娘の小学校のときのPTA仲間以来のお付き合い。フードバンクも3年前の立ち上げから暮らしの相談センターで宣伝して集めたお米や野菜を届けてきました。いまや、テレビや新聞でとても有名になり、この講演会もたくさん集まっていました。

今回の講演会は「食と心をささえるフードバンクを広げよう」がテーマで、高知と静岡で頑張っておられるフードバンクの代表の方々来られて、川崎も含めて、違いと共通点が語られました。

フードバンク2全国のフードバンクの成り立ちはさまざまですが、この3団体はDVの支援や、失業者の就労支援の活動の中で食糧支援の必要性を感じて、いわゆる貧困対策として始めたところです。行政や社会福祉協議会と連携し、それぞれの実情に応じたきめ細かな支援を懸命にしていることが共通点でした。高知はこの活動に協賛して食品を提供してくれる企業はほとんどないけれど、地元の新聞で活動を連載したところ、次々と支援の輪がひろがり、全国で1,2を争う貧困率の高い県で支援もたくさん求められているが、物資にはほとんど困らないこと、静岡では、ほとんどの自治体と協定を結び、市役所や社協の窓口に食品を集める箱=フードドライブを置いてくれているなどの経験が語られました。川崎も含め献身的に活動している人たちの話は、「困っている人が目の前にいたらなんとしてでも助ける」という気迫にあふれ、そこからさまざまな知恵が生まれ、その地域にあった独創的な取り組みになっていました。川崎でも、格差と貧困が広がっているとき、こうした活動にもっと光を当てていくことがどうしても必要だと、改めて思いました。

シンポのあと、有志が残って交流会をしました。20人以上残り、高知のお土産をいただきながら自己紹介をしたらもうそれだけで時間が終わってしまいましたが、「NHKのフードバンク山梨の報道を見て自分も手伝いたいと思い、山梨県に電話してめぐりめぐってようやく今日の講演会にたどり着いた」「新聞で見て、私もボランティアをしたいと電話して、今日の講演会に誘ってもらった。高橋さんにはじめて会えた」など、初めて参加した人がほとんどでした。横浜、横須賀、鎌倉からも来ています。「貧困の子どもがそんなにいるなんてぜんぜん知らなかった」「定年退職して第2の人生をささげたい」など、輪が広がっていきます。でも、支援を求める人のほうがずっと多い。「ドライバーが足りない」「あと一人手がないと、私がつぶれる」などの悲鳴がスタッフから上がり、「月1回なら行きます」とその場でボランティアが決まるシーンもありました。

本当ならこういう組織があることがおかしい。でもこれが日本の実態です。私たちができることはなにか。懸命に考えます。