井口まみ
井口まみ井口まみ

決算審査特別委員会で質問しました

2007,09,21, Friday

2007,09,21, Friday

9月議会も佳境です。この議会は、前年度、つまり2006年度の決算を認めるかどうかを審議します。その決算審査特別委員会で、今日質問に立ちました。
2006年度予算というのは、阿部市長の行財政改革の5年目、福祉が次々削られて市民の悲鳴が本当に大きくなって、市長選挙で、日本共産党も推薦する岡本一さんが4割近い得票を取った後作られた予算でした。市民の声に押されて、小児医療費の無料化を入学前まで拡大するなど、一定の前進はあったものの、やっぱりあれもこれも削られる予算案だったので、私たちは反対しました。その予算執行が市民生活にどういう影響を及ぼしたのか、私はそれを明らかにしたくて、一生懸命しゃべりました。
生活保護世帯と就学援助世帯にそれまで出していた卒業アルバム代の補助。2005年度、06年度に補助がありませんでしたが、そのためにアルバムをもらえなかった子はいなかったのか。寝たきりの高齢者の介護をしていた家庭に、月1万円援助していた介護援助手当がなくなって、老々介護の実態はどうなっているのか、生活保護世帯に援助していた上下水道基本料金減免制度の廃止で、水道料金を払えず、水を止められている世帯がある、など、市全体から見ればわずかな予算の削減で、本当に困っている市民がいることを、ひとつひとつとりあげました。
局長の答弁はどれも、理屈をつけて改善できないの一点張り。どうして、わずかな予算を惜しんで、市民をいじめるのか、本当に腹が立って腹が立ってたまりませんでした。
だから副市長に(決算審査特別委員会は市長は出ない)、市民の生活をよく見て、市民を大事にする予算に切り替えてほしいと訴えましたが、副市長も「効率的な予算運営をする必要がある」と答えるだけでした。いつまでもこういう自治体にしていていいのか、市民の皆さんの審判がどうしても必要だと、腹の底から思っています。