井口まみ
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6月議会一般質問 その1--緑地保全に全力を

6月21日、6月議会の一般質問に立ちました。今回は参院選との関係で閉会日が一日早まったため、一般質問の持ち時間が一人20分になり、なかなか苦労しました。取り上げたテーマは4つ。そのうち、一番力が入った緑地保全について、まず報告します。

多摩区を始め川崎市北部には貴重な斜面緑地が残っていますが、都市化の波に押され、ほおっておけばどんどんなくなってしまいます。そこで川崎市は保存すべき緑地を指定し、とくに優先して保全すべき緑地(Aランク)から買い取りや保全協定を結ぶなどの努力をしています。しかし、開発のほうがずっと早く、貴重な緑がどんどん失われていることを指摘し、ランク分けにかかわらず、まとまった緑はどこも保全できる予算と人の配置を求めました。

IMG_7154[1]具体的に指摘したのが、多摩区西生田4丁目の緑地です。ここは、10年ほど前に建設会社が買収し、マンション建設が予定されていました。しかしいまだに放置されたままで、うっそうとした森になってしまっています。近隣の住民から「緑地として残してほしい」と要望が出されています。ここは市の基準ではBランクですが、Aランクとの違いはほんのわずかで、保全すべき緑地として努力すべきだと求めました。金子建設緑政局長は「事業者に緑地保全の協力を要請する」と答え、保全への道筋を作ることができました。

緑地保全については当選以来ずっと取り組んできました。一時は市議会に4つも5つもマンション建設で緑を壊すな、という請願や陳情があがり、それを全会一致で採択や趣旨採択して、市の取り組みをただしてきました。そのころから比べると、いつのまにか予算が削られ、地道に地主さんと会って保全協定などを結ぶ職員が減らされています。改めて市の姿勢を正してみて、議会の役割というのはこういうことなんだなと思い知らされます。ひきつづき、しっかりと取り組んでいこうと思った質問でした。