井口まみ
井口まみ井口まみ

まちづくりの勉強会で伊東へ行ってきました

2007,10,21, Sunday

お天気のいい日曜日。朝6時に電車に乗って、伊東に行ってきました。といっても、勉強会があったから。往復5時間かけて、まちづくりの勉強をしてきました。
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主催は「区画整理・再開発対策全国連絡会」。全国で区画整理や再開発が行われていますが、それが住民本位のものになるように、精力的に運動をしている皆さんの連合体です。毎年、大規模な研究集会を行っているそうですが、私は始めて。分科会の中の「基礎から学ぶ都市計画」という講座に参加です。私は今年から川崎市の都市計画審議会の委員になったのですが、都市計画のイロハが分からないのでは仕事にならない、と、はりきって出かけました。
都市計画と一言で言っても、この言葉だけなら、住みよい町をつくるための計画を考えることもできますが、行政のなかではこれは「都市計画法」にもとづいてまちをつくりかえることをさします。今回の講座でよくわかったのは、いまの国の方針をそのまま実行すれば、首都圏にばかり高層ビルを作り、広い道路を作って人を呼び込むが、地方はどんどんさびれていく。首都圏も地方も、住民がきもちよくすみ続けることが難しい国土を作るということでした。これがいま、住民とのあつれきを生み、トラブルになっているのです。今日も全国から、道路を広げ、ビルを呼び込む行政計画が住民の住環境を悪くしている例が報告され、それをどう押し返すかという交流が繰り広げられました。川崎でも各地で直面している悩みであり、各地の運動にとても励まされました。
まだまだ勉強が足りなくて、行政の一つ一つの動きをしっかり監視して、住民の生活を守るために変えさせていくという仕事をするには、知識が足りないと反省しています。今日の話も難しかったけれど、とても勉強になりました。これからの仕事にしっかり生かさなくては!
それにしても、伊東まで行ったのに、何も食べず温泉に浸ることこともなく、温泉まんじゅうだけ買って帰ってきました。ああ、もったいなかった。