韓国・プチョン市に来ています

2016.7.22

韓国・プチョン市に日韓友好川崎市議員連盟の一員としてやってきました。今年が友好都市提携２０周年で、記念式典をおこなうにあたり、市長や議長だけでなく、様々な市民団体がいっしょに行こうということになったのだそうで、総勢１６０人の大訪韓団となりました。各自、自費で参加ということなので、私もパスポートを作って１回しか使っていない初心者ですが、この機会と参加しました。おりしもこの日２１日はプチョン市が主催する国際ファンタスティック映画祭の前夜祭＝レッドカーペット。暑い一日でしたが、日が落ちるまでいろんな行事に参加しました。

もともとプチョンと川崎市が友好都市提携を行った発端は、川崎区の桜本商店街がこちらの商店街と交流を始めたことで、そういう市民レベルのつながりが音楽、図書館など次々とひろがったのだそうです。両市長が、これからも友好を深めようという確認書を交わしました。

韓国に着いて、まず最初に感銘を受けたことがあります。空港からついてくれた添乗員さんが、バスの中で自己紹介に続いて「川崎市を知っています」と語り始めました。へえ、川崎市ってなにで有名なんだろう、と思っていたら、最近韓国の新聞で大きく取り上げられたというのです。「Ｋｏｒｅａの人たちを差別するデモ行進を阻止し、公園を貸さなかったのが川崎市です」「指紋押捺をやめさせ、日本で最初に外国人を市の職員として採用した都市としても知っている」。

同じことをプチョン市長も式典のあいさつで言われました。指紋押捺問題でもヘイトスピーチ問題でも川崎市は我々の友人だ、と。韓国の人たちは本当に日本の状況を憂い、見つめているのだなあと思いました。そして韓国の人たちがそういう友好の気持ちを表してくれるたびに思うのです。本当の友人になるには、日本政府が過去の戦争を心から反省し、謝罪し、もう二度と戦争はしないと約束しなければならないと。隣国を支配の対象に見るような戦前の気持ちを持ち続けている人たちが日本の政治の中枢にいるうちは、まだ心から友人だと思ってもらえないのだろうなあ、と思ってしまいます。

今日は技術開発の拠点地区を視察。２０周年の式典に参加したあと、映画祭の前夜祭に参加し、レッドカーペットを歩かせていただきました。朝早くから長い一日でした。今日もも視察が続きます。