はつらつレポート

市民の皆さんと川崎臨海部を視察しました

2017年4月6日

DSC_0254川崎民主市政を作る会が主催する、臨海部の視察ツアーに参加しました。これは、福田市長が「川崎は財政が厳しい」とくりかえすいっぽうで、臨海部を中心にむだな大型事業をくりひろげていることを、市民の皆さんとこの目で見て実感しようというものです。大型バス1台がいっぱいになる盛況で、普段見ることができない川崎のいちばん南、大型公共事業がバンバン行われている様子を実感してきました。

DSC_0193平日のツアーだから乗れる川崎市の巡視艇「あおぞら」。50人乗りです。私は4回ほど乗っていますが、今日は風が強くて揺れたゆれた。川崎港全体はさまざまな荷物が行ったりきたりしてとても元気なのですが、川崎市が整備しているコンテナターミナルの一角は、海側から見るとやっぱり閑散としています。横浜港や東京港の活況とは大きな違い。さらにこのすぐ横を240億円かけて埋め立てるというのですが、まったく意味がないことがよくわかります。

IMG_9252[1]ここにコンテナがたくさん来るからそれを内陸に運ぶためにと建設が始められている「臨港道路東扇島水江町線」という大きな橋は、橋脚が立ち上がり始めていました。総工費540億円のうち川崎市の負担が180億円。お金をかけるだけの利用があるとは思えないと、ずっと論戦しています。

IMG_9245[1]殿町にひろがる広大な土地が「キングスカイフロント」と名前をつけて川崎市がものすごく力を入れている、医薬品などの研究開発施設を誘致している地域です。。医薬品の開発はもちろん必要なことですが、川崎市がわざわざ土地を買って無償提供してまで誘致する必要があるのか。今回視察した「ナノ医療イノベーションセンター」もそうした施設のひとつです。研究の内容は、ガンをピンポイントで破壊する技術だそうで大事だなあと思いますが、企業はただ乗りで、川崎市の税金を数億円もつぎ込むのはどうなのか、もっと違う方法がないのかと思いました。

DSC_0365そして最後に見たのが、多摩川にもう一本かける橋「羽田連絡道路」の予定地です。2020年までに2斜線の小さな橋をどうしてもかける。総工費は300億円、丸々市民の税金です。首都高速高速湾岸線と産業道路の大師橋のすぐそばで、もう一本かけるなんて必要ないなあ、とつくづく実感できる距離です。

どれも十億、百億の単位で簡単に言うけれど、そのお金は市民が汗水たらして働いて納めた税金です。臨海部は市民がいつも目に触れるところではありません。市民の目の届かないところで着々と大きな事業が行われ、市民は汲々とした生活をしている、というのはなんともおかしなことだと思います。半年後には市長選。その中心となる「会」がみんなでこういう見学をしたというのは、いい経験でした。