井口まみ
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17年かかって、ついにバスが走りました!

2008,03,01, Saturday

2008,03,01, Saturday

今日朝8時、市バスの新しい路線が出発しました。中野島多摩川住宅から登戸に行く、わずか7分の小さい路線です。
このバスが走るまでになんと17年間かかりました。18年前、総戸数1000戸の大きな市営住宅ができました。しかし、駅からは遠く、近くにスーパーもありませんでした。「バスを通してください」という署名が始まったのが17年前。ようやく、川崎市がバスを走らせると決めたのが10年前。狭い道路の用地買収がちっともすすまず、バスが走れるように道路の整備が終わったのはなんと2年前でした。署名を始めた当時がんばってきた皆さんは、「せめて自分の目の黒いうちにバスを見たい」というようになってしまいました。私も議会で二回とりあげ、なんとしても開通を、と追及してきました。
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今日、誰もが知っているその苦労に報いようと、川崎市が主催して開通式を行いました。こんな賑々しい開通式を行う路線を始めて見ました。たくさんの人が集まってきます。それだけみんなの期待が高いのです。そして、「赤字になると廃止になっちゃうんでしょ。がんばって乗らなくちゃね」ってあちこちで声が聞こえました。
こんなに待たれていた路線を作るのに17年。仕方のない問題もありましたが、住民の声に真しにこたえていたらこんなに時間はかからずにできたはずでした。せっかくできても、自動車や運転手を増やさないために、よその路線を一時間に一本まわすだけで、しかも登戸駅や多摩病院までは行かないので、とても不便です。今後これを改善しなければなりません。
市バスというのは、たとえ赤字であっても住民の生活のために必要な路線ならしっかり通すべきだと思っています。それが自治体の仕事、公共交通機関の役割だと思います。この路線がこれからもっと住民の願いにこたえるバスになるように、これからもがんばります。