井口まみ
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自校方式の中学校給食を視察しました

IMG_0549[1]川崎市は昨年12月に全ての中学校で完全給食を実施しました。このうち、自校方式で校内に給食室を作った学校が2校、小中合築で給食室を持っている学校が2校、あとはセンター方式です。この希少な自校方式の学校が地元にあり、今日は、赤石ひろ子さんや新婦人の会の皆さんと、試食をかねた視察に行ってきました。

IMG_0543[1]中野島中学校。実施がセンターよりも早かったので、給食が始まって今年の12月で丸二年になるそうで、そういえば始まる前に一度視察に来ました。今日は、食材をエレベーターに乗せて各階に運び、生徒たちが教室にワゴンで運んで配膳するところ、毎日栄養士が作るクイズをやってから「いただきます」をするところ、おかわりに殺到するところを拝見しました。担任の先生がシェフのいでたちで盛り上げているクラスも(ただ、配膳の時間に立ってるだけで何もしてませんが)。

IMG_0548[1]献立は、シシャモの唐揚げ、韓国風肉じゃが(これがおいしかった)、野菜たっぷりの春雨スープ、ご飯、牛乳です。器は川崎市のロゴの入った特製です。今日のクイズは「気分がイライラした時足りていない栄養素は何でしょう」。答えは文末で。

学校に配置された栄養士さんに「給食になって、一番変わったことは何ですか」と聞いたら、即答で「お弁当を隠さなくてもよくなって、みんなで同じものを食べながら、楽しい時間を過ごしている」ということでした。あぁ、そうだったんだね、食事が苦しかった子もいたんだ。給食は学校を楽しいところにするものだったんだ。

不登校気味の生徒が、給食で学校とつながっているということもあるそうです。給食にして本当によかった。

クイズの答えは「カルシウム」。「シシャモにたくさん入っています。清涼飲料水などはカルシウムの吸収を妨げるので、気をつけましょう」というコメント付き。生徒さんたちは、タンパク質という答えが多かった。こういう取り組みが食育なんですね。