井口まみ
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12月議会一般質問1 ―― 井戸用地の活用について

12月16日に行った、12月議会の一般質問の内容をそのまま採録します。初めは井戸の用地の活用についてです。


①多摩区にある、生田浄水場の水源として使われてきた「さく井」=井戸についてうかがいます。

さく井という言葉はなじみがないので、「井戸」を使いますが、2016年4月に取水を停止した井戸は菅、中野島に16か所あります。このうち、災害用に利用するために井戸として残すのが7か所で、残りの9か所は用地を土地活用するとのことでした。

この土地活用をしようとする9か所についてうかがいます。この間、いくつか活用方向が決まり、実際に手が入っているところがあると思いますが、その内容についてうかがいます。

【答弁・金子督・上下水道事業管理者】さく井用地の活用方法についての御質問でございますが、9ケ所のさく井用地のうち、上水菅4号さく井及び中野島5号さく井用地につきましては、今後、公園用地として使用許可を行うこととなっておりまして、現在さく井施設の撤去工事を行っているところでございます。

また、残る7ケ所のうち 1ケ所の用地につきましては、現在、利用を希望する局から照会をいただいているところでございます。

②2か所は公園用地として用途が決まり、井戸の施設を撤去している。あと1か所は希望する局から照会が来ているとのことです。ほかの用地については、どのような検討をしているのか、うかがいます。

【答弁・金子督・上下水道事業管理者】さく井用地の今後の用途についての御質問でございますが、利用用途が決まっていないさく井用地につきましては、引き続き庁内の関係局区への利用調査を行い、希望する局があれば使用許可を行ってまいりますが、公共利用の希望がない場合には、駐車場など民間活用も含め有効な利用を検討しているところでございます。

私は、この井戸を復活させ生田浄水場を再び稼働させることが、川崎市民の飲み水を確保する危機管理にとって必要だと一貫して求めています。その際、取水量は確保できるので、閉鎖する井戸の土地を活用することはあり得ると考えています。ただ、その土地は市民の貴重な財産ですから、売り払うのではなく、公共で有効に利用するよう、求めておきます。

③さて、中野島3丁目の公園として整備している箇所についてですが、この用地は、隣接する農地などへの通路として、長い間利用させてもらってきた経過があります。その利用についてはこれからも変更はないのか、うかがっておきます。

【答弁・金子督・上下水道事業管理者】中野島3丁目の通路についての御質問でございますが、中野島5号さく井用地につきましては、現在、公園用地として使用許可に向け、さく井施設の撤去を行っているところでございますが、さく井用地に通じる東側通路につきましては、周辺にお住まいの方の通行利用がございますことから、関係局と調整の結果、公園整備の範囲に含めずに、現状のまま、上下水道局で管理してまいります。

そのように、よろしくお願いいたします。