井口まみ
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決算審査特別委員会 その2―私道の舗装は自分もち!

2008,10,01, Wednesday

公道には一定の基準があって、幅や長さが足りないものは公道にすることはできません。しかし、世の中には条件に満たなくてもみんなが使っていて、その道がなければ往来できないという道路はいくらでもあります。
川崎市はそういう私道を舗装するときには、助成金を出していました。初めて舗装するときには全額、2度目以降は9割を市が負担していたのですが、数年前から、初回は8割、補修は7割しか補助してくれなくなってしまったのです。そのために、舗装してほしいという申請が極端に少なくなってしまいました。
このところ、私たちの所に要望が来るのは、補修工事です。「20年前、30年前に舗装した時は全額を市がだしてくれた。痛んできたので直そうと役所に行ったら、7割しか助成しないという。いまは年金暮らしになって自分の家の耐震補強もできないのに、道路まで直せない」という相談です。この話そのままを建設局長にいいました。そして「公道にならないから私道になっているだけで、消防車や救急車も通れなかったらどうするのか。制度を検討すべきだ」と求めたのです。
建設局長は「私有地だから一定の負担をしてもらう」というばかり。ここでも市民のためにお金を使わない姿勢がくっきり。ちなみに建設局長の家の前の道路も私道だそうです。市民の声を持って繰り返し取り上げることをもうしあげておきました。