はつらつレポート

「多摩川は大丈夫か」の学習会を開催しました

2020年12月10日

IMG_2727[1]12月5日の土曜日、「多摩川は大丈夫か」という学習会をやりました。開催したのは川崎市多摩区で結成した「多摩川と周辺の災害を考える多摩区の会」(私は勝手に「多摩川の会」と略しています)。8月に畑野君枝衆院議員の仲介で国土交通省の本省に多摩川のしゅんせつを求めに行ったメンバーで「多摩川が安全になるまで恒常的に活動しよう」と相談して作った会です。

思いは切実です。昨年の台風19号で多摩川はあと少しで堤防を超えるくらいの最高水位になり、各地に被害をもたらしましたが、そのために土砂が川底に大量に堆積し、1年以上たった今もそのままです。川崎市は多摩川の最下流なので影響は深刻です。もし昨年と同じ雨が降ったら簡単に堤防を越えてくるという恐怖感を持ちながら1年間過ごしました。夏にはやむにやまれず国交省に緊急署名を200名以上携えて、直接訴えに行ったのです。

偶然にも今年は台風は来なかったものの、国交省の計画では来年にはまだ危ないところが残ります。とにかく早く対策を打ってほしい。その一心です。でも何から手を付けたらいいのかわからないので、まず学習会をしようということになりました。

IMG_2728[1]講師は元国交省の河川関係の仕事をされてきた中山幸男さん。川崎市内の多摩川のそばにお住まいで、多摩川、鶴見川、荒川、江戸川などの管理をされてきた専門家、うってつけです。お話は衝撃的でした。現役時代からもっと対策をせよと言ってきたのに国が予算を削り、やるべき対策をしてこなかったことが、今回の被害を生んでいる、と具体的に話されました。多摩区で危険な箇所で決壊が起こったら、私の家は30分で3メートル水没する。このシミュレーションは直視できませんでした。

中山さんは強調しました。「最大の災害対策は水が堤防を越えないことだ。そのための対策をしないで『自助・共助』というのは、公の責任逃れ」「今の政権も福田市政もその姿勢がない」。国は多摩川の整備計画の改定を行っています。そこに市民が意見を言うチャンスがある。それを逃さず声を反映させようと提起されました。

多摩川の堤防は古くいまだに土堤防が多いので、それを早く安価で強化することはもちろんですが、もっと総合的に多摩川の負担を軽くするための対策に公が尽力することも提起されました。政治がやるべきことはたくさんあるのだとよくわかりました。

学習会はこの時期なのでそんなに宣伝できず、100名の会場に42名と、距離をとるにはちょうど良い感じでした。来ていただいた方たちからは「とてもよかった。またやってください」という感想が多く、暖かくなったら第2回を開催することになりました。参加者の中から「会」の運営に加わってくれる人も。私もこの間の市の対策などを報告し、共産党としてもっと頑張ることを申し上げました。