井口まみ
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くらしの相談センターがバザーをやりました

162531021_1780710065444247_3337961318517884689_nものすごい風雨で、直前まで中止するつもりでした。ところが開始時間に雨は弱まり、結局予定通りやりました。くらしの相談センターの「春よ来い!くらしのバザー」。人出は少なかったけど、気持ちは詰まったバザーになりました。

天気予報は、自転車も倒れるほどの風と横殴りの雨。売るものもいつもの半分以下にし、1時間もしたら、店じまいにしようと話し合って、とりあえず開店しました。そうしたら、雨も風もふっと弱くなり「大丈夫そうだから来たわ」という常連さんが次々と。あわてて売るものを出してきて並べました。なんとありがたい。

20年くらい前、精神的な病で生まれたばかりの子どもと離れ離れにならざるを得なくて、どうしたらいいかと相談のあった女性と、一年ほど前に偶然再会しました。生活は大変ですが、今は子どもといっしょに暮らしています。その彼女が、ひょっこり顔を出して、楽しそうに買い物をしていきました。穏やかであれこれと選んでいる姿に、いろいろ乗り越えてきたんだろうなあと、涙が出るほど嬉しかった。

来店者は例年の半分どころかもっと少ないようで、売り上げもいつもの3分の1でした。事務所の運営のためのバザーなので、これは困ったことですが、でも、こんなふうにいつもは会えない人が元気な姿を見せてくれるだけでうれしいなぁ、これが相談センターをやってて良かったと思うところだな、としみじみ思い、みんなに支えられているセンターであることを実感するバザーでした。