井口まみ
井口まみ井口まみ

労働者が団結するすばらしさを実感

2009,02,01, Sunday

2009,02,01, Sunday

日本共産党菅連合後援会主催の新春のつどいで、いすゞの労働者、福島正信さんのお話を聞きました。そう、今話題の労働組合を作ったいすゞ自動車藤沢工場で働く方です。
12月末から、テレビや新聞に取り上げられない日はなかった派遣切り。日比谷公園の派遣村に行くことができたのは、解雇された人のほんの一握りでした。この神奈川でも川崎でも、寒空に紙切れ一枚で放り出された人はたくさんいるのです。そのなかで、勇気をもって名前を公表して労働組合を作り、会社と交渉することができたのは、いすゞくらいです。そして、期間工の契約途中の解雇は全員撤回させ、派遣社員も3月まで寮を追い出すことをやめさせた、そのたたかいの中心になっていたのが、福島さんでした。
悩んでいる労働者、困っている労働者の声をあつめ、ビラにして、ディズニーランドとディズニーシーをあわせたところよりもっと広い工場の6つの門ひとつずつで配る。そのメールアドレスを見てまた相談が来る。その声を日本共産党が国会で取り上げ、いすゞの本社に志位委員長が直接行って、交渉する。その息詰るような毎日が話されて、みんな食い入るように聞きました。労働者が団結することで、大きな会社を動かすことができるんだということが、本当に実感できました。
新年会ではバザーをしました。その売り上げはいすゞを放り出された派遣労働者のカンパにしようということになりました。出された品物は次々に売れ、しかも、かなり高額に!こんなところにもささやかな連帯が生まれ、みんなで労働者を支えようという思いがあふれた新年会になりました。
それにしても、内部留保を散々ため込み、株主配当を増やしておきながら労働者は放り出す。そんな大企業のあり方に怒りがわきます。こんな働かせ方を許す政治を変えなくちゃ。あらためて決意した新年会でした。