はつらつレポート

沖縄で見たこと

2009年1月1日

2009,01,01, Thursday

年末、つかのまお休みをいただいて、初めて沖縄に行ってきました。観光旅行のつもりで楽しみで行ったのですが、考えさせられ、市政に思いをはせる旅となりました。
2009,01,01, Thursday

楽しみにしていたテーマパークのそばに「ひめゆりの塔」があるのをみつけ、「じゃ、ちょっと寄ってみようか」。資料館がありました。展示を読み進んでいくうちに、涙が止まらなくなりました。沖縄戦の話は文字では何度も読んでいました。しかし実際にこの現地で、当事者の方が自らの言葉で語り、伝えています。その思いがひしひしと伝わってくるのです。
そして、最後の展示室で考えさせられました。それは「未来にどうつなぐか」というテーマです。資料館の管理運営を行っている(財)ひめゆり同窓会は、当事者が高齢化し、いずれ次世代にならざるを得ない今、体験をどうリアルに伝えていくかというテーマをかかげ、世界のこうした博物館などを視察してきたというのです。ある国では、若い人をきちんと雇用し、研修をつんでいることなどが詳しく展示されていました。川崎の平和館はどうだろうか。そういう意識を持っているだろうか。私たちは平和を守りぬくために戦争をリアルに伝えていけるだろうか。川崎にひきつけて感がさせられた展示でした。
翌日。やはりテーマパークに行こうと地図を見ていたら、「安保の見える丘」という地点を発見しました。「安保」って「安保条約」だよねえ…。行ってみました。
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ちょっと小高いところがありました。そこは本当に「安保条約が見える丘」だったのです。いまは、その道向かいに「道の駅かでな」ができて、4階展望台からもっとしっかり安保が見えます。そうです。米軍嘉手納基地です。嘉手納基地が見渡せるところだったのです。
道の駅3階には「学習室」というのがあって、なんだろうとはいってみたら、嘉手納町立の資料館でした。嘉手納町がどんなに豊かなところだったか。それが米軍に占領され、町のど真ん中をすべて基地にされ、町民は強制的に町の隅っこに押しやられた様子をジオラマで展示しています。そして、プロモーションビデオでは、最後に「先祖から受け継がれた土地を取り戻そう」と訴えています。安保条約によって日本の国民が、沖縄の市民がどれだけ痛めつけられているか、それを身をもって知ることができる丘が、ここだったのです。
テーマパークでは「三線」(沖縄の三味線)の演奏体験をしました。それはまあ、30分くらいの体験だったのですが、教えてくれた先生が「今日はどちらへ行ったのか」と聞くので「道の駅かでなで安保を見てきました」と言ったら、「なにかあった真っ先に命を落とすのは、われわれ近隣の住民だ。米軍は本当は出て行ってほしい。でも、なんとなく毎日を過ごしているなあ」と。頭の上をひっきりなしに大きな軍用機やヘリコプターがとんでいきます。確かに気にしていたら生きていけないのではないでしょうか。
戦争で県民の4人に1人が犠牲になった沖縄。「平和の礎」も行ってきました。こんなにたくさんの人を犠牲にした沖縄で、なぜ戦後60年もたつのに、まだこんなに基地に苦しめられなければならないのか。おかしいではないか。絶対におかしい。そのことをずっと思い続けた旅でした。
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念願の焼き物を手に入れ、エイサー(踊り)を堪能し、こんな南国の魚も口にできました。とてもたくさんの経験をした沖縄でした。さあ、明日から、仕事です。