井口まみ
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環境委員会で川崎港を視察しました

IMG_4606[1]川崎市議会環境委員会で、新造船の巡視船「かもめ」に乗って川崎港内を視察しました。高性能の小型船で、小さいけど出力が大きく、あまり揺れない、ということだったので、楽しみにしていたのですが、天気は良くても風が出てて、最高速度での疾走はできず、港内をゆっくり見学しました。

IMG_4605[1]係留されていたのが、浮桟橋といって、災害時に安全な岸壁にもっていって使える浮いている桟橋。一度使ってみたかったのですが、実際歩いてみると、けっこうしっかりしていて、大丈夫でした。「かもめ」は25人が乗れる席が作ってあり、いつも見学で使う50人乗りの「あおぞら」よりも狭いのですが、ふわふわ浮いた感じがなく、さあ、出港!

IMG_4624[1]今回のコースは、いつもの見学コースではなく、巡視船が通るコースそのものだそうで、初めて通る運河をはいっていきました。日本の重工業を支えている原油の精製や化学製品を作る工場、巨大な発電所など、生きている経済そのものを見ている感じです。ガソリンは東日本の消費量の3分の1をここで精製しています。石油関連だけでなく、商業港としてもバナナは首都圏のスーパーで売られる2分の1がここに入ってくるのだそうです。そういう話を聞いていると、港は何度見てもおもしろい。

石油関連や造船所など撤退していく産業もあります。しかしいま、その跡地につぎつぎと倉庫が建設され、それがちゃんと入っているそうです。船を使った荷物ばかりではないそうですが、それにしても私たちが消費しているたくさんのものは、こうして集められ、また散らばっていく。ものすごい人たちの手とエネルギーと仕組みがそこにあるのだと思いました。