井口まみ
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自治体学校2日目は重要文化財の中で

295175696_2136534163195167_8853373696656862092_n自治体学校2日目はなんと、国の重要文化財の中で。旧松本高等学校を住民の運動で残して使っています。かっこいいけど、冷房はなし。扇風機が大活躍ですが、湿度が低いので汗も出ず、ぜんぜん平気です。

294666888_2136534189861831_2227604663810771180_n午前中は公民館活動がものすごく活発で、それが住民自治に発展している地元松本市の施策と地域や大学の連携の様子を学びました。市長が議会で「地域拠点を人員、予算、権限の面で強化して、それぞれ(の地域)で課題を掘り起こし、解決する動きを広げていくこと」をするんだと答弁しているように、公民館を核とする地域づくりセンターに予算をつけて、地域が課題解決する組織を作っています。そこにちゃんと市の正規職員がいる。とても真似はできませんが、その考え方はほんとに学ぶところが多い。

294424985_2136534179861832_6391591251249867767_n午後は「再生可能エネルギーと地域の力」というテーマ。人が暮らしている地域で、それを大事にして電気を作り、地域で使う仕組みを作るというテーマでした。レポート報告者の一人は、女性問題研究家の米田佐代子さん!平塚らいてうを記念する上田市のらいてうの家の目の前に計画された大きな太陽光パネル建設を止めた経験を、それは熱意溢れる様子で報告されました。京都府の丹後半島に計画されている50基近い風力発電計画に待ったをかけている運動も報告されました。

基調報告をされた講師も含め「再生可能エネルギーを儲けのために使うのではなく、そこにある歴史や暮らしを守って、本当に地域の電力を地域で大事に使う仕組みにしたい」ということが強調されたのです。あぁ、そうだなあ。なんでも儲かりさえすればいいという考えを変えたいなぁ。でも、それはこうした運動を一つ一つ積み上げていくことなんだなぁ、と思いつつ、聞きました。

これも川崎でどうするのか、すぐ答えはありませんでしたが、その思いは目いっぱい受け取りました。