井口まみ
井口まみ井口まみ

学ぶことはよりよく生きることにつながる

294921861_2137245249790725_5861744194865926825_n自治体学校最終日も、感動でした。自治体問題研究所初代理事長の宮本賢一さん(92歳)が1時間半にわたって講演。「海軍学校の学生だった。学生が一堂に集められ『戦争に行きたくないものはいるか』と聞かれ黙っていたら、その場で赤紙を配られ、召集された。そんなところで断れるはずがない」と経験を語られ「何かを判断するのに、勇気が必要なことを迫るのは酷なことだ。自由に自分の意見が言えるようにしておくことが必要であり、それを民主主義と呼ぶ」というお話は、あの時代と今の違い、そして違わなくなっているのではという危惧を見事に表現されたと感じました。

293806665_2137245273124056_3463830059487667849_n宮本先生は、気候危機、コロナパンデミック、ウクライナの戦争の、世界的な危機が一度に三つも襲っている異常さを指摘し「直ちにやめさせるべきは戦争。そして気候危機打開が死活問題。この三つをいっぺんに解決するには、地域の人々が自治の力で声を上げ行動すること」と、住民の自治がしっかりすれば解決できると道筋を示されました。この三日間で学んださまざまなことがまさに繋がった、と感じました。

とりわけ昨日の社会教育の分科会を通じて、学ぶこと、知ることは、自分の頭で考え、自分の生きる道を見つけられることだと思いました。裏返せば、市民・国民に学ぶ機会を保障しないということは、他人の思惑で生きることになる、まさに戦前の道ですが、今だっておんなじだ。

さあ、川崎に帰ってやりたいことが山のように思い浮かんでいます。今すぐ解決できなくても、みんなで学んで知恵をつけていけば開ける道があるはず。ワクワクとして、特急あずさに乗りました。