井口まみ
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【2007年第4回定例会(9月議会)】06年度予算執行が市民に与えた悪影響をただす

2007,10,18, Thursday

iguchi

9月議会決算特別委員会で、井口真美議員は、06年度予算執行における「行財政改革」の市民生活への影響についてただしました。
06年度予算では、市民の声に押されて、小児医療費の無料化を就学前まで拡大するなど、一定の前進はあったものの、全体は福祉を削減する予算であり、その予算執行が市民生活に悪影響を及ぼしている実態を明らかにしました。
生活保護世帯と就学援助世帯への卒業アルバム代補助廃止の影響は2年間で4000人にのぼるのに、アルバムをもらえなかった子の有無について市は調査もしていません。寝たきりの高齢者を介護していた5000世帯の家庭に月1万円援助していた介護援助手当がなくなり、お金がなくて介護サービスが受けられない世帯が放置されている実態や、生
活保護世帯に援助していた上下水道基本料金減免制度が廃止され、料金を払えず水を止められている世帯があることも明らかになりました。
井口議員は、市全体から見ればわずかな予算の削減でも、本当に困っている市民がいること、市民の生活をよく見て、市民を大事にする予算に切り替えるぺきとただしました。
砂田副市長は「効率的な予算運営をする必要がある」と答えるだけで、市民生活の実態には触れなかったため、井口議員は「市民の福祉の増進に心を砕かないのは、自治体ではない」と厳しく指摘しました。
多摩川増水時の避難勧告、障害者施設の改善
井口議員は、台風9号による多摩川の増水の経験から、避難勧告の判断、住民への通知、避難の訓練、学校の対応などについて質問。地域住民に防災対策を具体的に知らせるよう要望しました。
井田地区障害者施設の陽光園、明望園、しいの木学園は築30年以上経過し、狭い施設に多数が入居しており、一人ひとりのプライバシーが守られていない現状を指摘して、早急な改善を要望しました。