井口まみ
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2・9センチの思いー大切な署名が提出されました

先日、ひとつの請願署名の紹介議員になりました。私も心から願っている問題で、たくさんの署名が集まり、昨日、議会に提出されました。

2・9センチの思いー大切な署名が提出されました「川崎で赤ちゃんを産もうと思っても、産む病院が足りない」!

たいへんな問題になっています。これは全国的な問題で、医療事故の多さ、夜も昼もない激務のため、産婦人科医師のなり手がないことが原因です。妊娠を喜ぶのもつかの間、その場で何ヶ月も先の出産の予約をしないと、あとでいい病院を探そうなんて思うと、もうどこもあいていない。まして、里帰り出産をしようと、8ヶ月くらいになって実家の病院にいくと、相手にもされない、という状況です。

多摩区の助産院で子どもを産んだお母さんたちが、こんなまちを何とかしてほしいと、署名を始めました。よく勉強されていました。横浜では、市の医療計画のなかで、産科の整備を明確にうたっているのに、川崎は何の方針もない。全国的には人口35000人に1ヶ所は分娩施設があるのに、川崎は45000人に1ヶ所しかない!!医療計画を作って安心して産めるところを増やしてほしい。

署名を始めて1ヶ月もたっていないのに、1500名を越えました。一枚一枚に思いがこもっているというのがよく分かるのは、ファクスで送られてきた署名用紙を何枚もコピーして、集めてくれたんだろうなあと分かるもの、子どもの落書きがあるもの、それが束ねられて2・9センチにもなりました。議会にこの思い、届け!というのがひしひしと分かりました。

私も思っています。どこで産むのかというのは、とても大事なことなのです。ひとつの命がはぐくまれ、無事にこの世に生まれてくるには、たくさんの危険を潜り抜けてきます。生まれてからも、わからないことだらけ、おろおろすることだらけです。いつもよりそってくれてるお医者さん、助産師さんがいるかどうかというのは、新米ママにとって、何よりも重要なことです。この請願が早く議会で審議され、一日もこの事態が改善されますように、私もできることをしたいと思います。