井口まみ
井口まみ井口まみ

和太鼓のコンサートは感激でした

 

untitled幕が開き、最初の曲、わが中野島和太鼓クラブ 風 のオリジナル曲「風の子まつり太鼓」が始まると、1000近い客席が埋まっているのがわかり、思わず足が震えました。コンサートや舞台つくりのプロがいるわけでもなく、ぴあにチケットを頼んだわけでもなく、こんなにたくさんの人に来てもらって、もうそれだけで感激です。

コンサートが決まってから1年。私はこのころ参議院選挙だというのはわかっていたので、初めから参加できないものとあきらめていました。実際、毎週土曜日の練習にはまったく参加できませんでした。そしたら、「太鼓の練習にこられなくてもできる役割がある」と、司会の仕事を私に振ってくれたのです。この仲間たちの思いにはほんとうにうれしかった。

風が積み上げてきた曲を披露するだけでなく、中野島で兄弟のように活動している「元気組」の友情出演、沖縄のエイサーを踊るスペシャルゲストの「琉球国まつり太鼓」のなんとかっこいいこと。予定を30分もオーバーして、3時間に及ぶ公演になってしまいました。でも300枚を越える感想文のほとんどが「あっという間だった」「ちょうどよい長さだった」と書いてくれて、この中身にもいっしょに感激。よーするに、最初から最後まで感激していました。

こういう感激があるから、忙しくて練習になどほとんど出られないのに、やめられないのです。なにより、心揺さぶる、魂の一部のような太鼓の響きに魅せられて、腕は遅々として上がらないけど、やっぱりがんばろうと思ったのでした。