井口まみ
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市民委員会で岡本太郎美術館を視察しました

DSCF8470 昨年度まで教育委員会所管だった岡本太郎美術館が、4月から市民・こども局市民文化室の所管になりました。新たな役割をどう発揮すると考えているのか聞こうと、現地に行きました。

生田緑地の中にいろいろな問題を抱えながら完成して、10年になります。来年が岡本太郎生誕100年ということで、いろんなイベントが用意されています。日本を代表する芸術家の一人である岡本太郎の作品をこれほどたくさん所蔵している美術館はほかになく、その生き方、足跡や、考えていたこと、表現したいことなどたくさんの情報を出すことができるでしょう。今日みただけでも、目の奥がいっぱいいっぱいになるような気分でした。これは市民の財産ですね。熱心な学芸員さんに支えられていることもよくわかりました。

DSCF8471 足が止まったのは、今おこなわれている企画展「太郎の祭り」です。そのポスターになっているのが、御柱だったのですから、私でも血が騒ぎます。日本中の祭りをまわって、自分で参加して、写真を取って、膨大なネガが残っているそうで、その展示でした。いやこれは、もう一度じっくりこないといけない!

自治体が文化を守り発展させるというのはどういうことか。一言ではつくせない大事な問題です。すくなくとも、今ある美術館や博物館を市民のために維持し発展させることが大事だというのは自明のことで、それをどう具体化するか。あれこれ考えた視察でした。

それにしても暑かった!!木陰は涼しいといっても、やっぱり汗が噴き出します。奥の池を通りかかったら、ウシガエルが「ぼーっ ぼーっ」となきました。