井口まみ
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【2007年第5回定例会(12月議会)】市民の水道水源について市民の声を聞け

12月18日、川崎市議会一般質問で、日本共産党の井口まみ市議は、「川崎市水道事業再構築計画」における生田浄水場の廃止問題についてただしました。

川崎市の水道は相模湖と多摩区内の地下水の2ヵ所を水源として、浄水場で浄化して供給しています。また、神奈川県内広域水道事業団が酒匂川の下流から取水した水もはいってきています。この水源のうち、唯一の市内の水源である地下水をやめ、生田浄水場を廃止するという計画です。

井口市議は、「最も近い水をやめて、遠い水源ばかりになってしまったら、万一のとき大丈夫なのか」とただし、栗冠和美水道局長は「地下水も貴重な水源。非常用としては維持する」と答えました。

さらに井口市議は、「これから水の需要が減る傾向の中で、今後のコストを勘案したものというが、企業団からの受水量は変わらないのはおかしい」として、これから水の需要はどうなるのか、どういう水源を求めるのかなどは市民の声をもっと聞くべきだとただしましたが、栗冠水道局長は再構築計画に固執する答弁にとどまりました。井口市議は「今後引き続き議論する」と述べました。

井口市議はそのほか、学校図書館の地域貸し出し事業、高校進学時の融資制度、PFI事業における地元業者の参入についてとりあげました。

【2007年第5回定例会(12月議会)】市民の水道水源について市民の声を聞け