井口まみ
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自治体問題の研修会に来ています

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いま岡山に来ています。携帯で更新する方法を知ったので、便利になりました。全国の自治体の労働組合などが共同で主催する「地方自治研究全国集会」に参加しているのです。

1日目は全体会で、記念講演では、自治体どころか日本全体の安全を脅かす日米安保の現状について、元外務省高官の孫崎 亨さんが「安保は完全に共同で戦争をする体制になっている」と驚きの講演をされて、「やっぱり安保は抑止力ではない」と確信しました。

静岡大学の川瀬憲子先生の基調講演では、自治体のかかえている問題のほとんどが、国の政策によって押し付けられたものであること、それを押し返すのは住民のパワーだということを、ニューヨークの例も出されて話されました。各地で住民のための制度の改善をしている活動の紹介が次々と行われ、感動的でした。写真は、岡山県新庄村の村長さんが、「合併せずに村民の声をよく聞いて村の発展をどうすればいいのか考えている」という実践を報告されているところです。大きなスクリーンに自慢の村の風景が出されて、ホントに誇りに思っているんだなあというのがよくわかりました。

untitled 今日は分科会。私は「いつでもどこでも誰でも医療を受けられる医療保険制度を」に参加しています。ほとんどの加入者が収入が少ない国民健康保険が、保険料が高すぎて滞納が増え、保険として成り立たない。だがら保険料を上げるという悪循環に陥っています。川崎はまだ保険料を上げるまではいっていませんが、財政はたいへんです。これをどうするのか、大学の先生の問題提起と各地の運動の交流で探りました。ここで簡単に書けるような問題ではありませんが、たくさんの示唆に富む話を聞くことができました。川崎に帰ってさっそく生かしたいと思います。

川崎からは知っている人は誰も行かなくて、淋しいかなと思っていたのですが、昔の職場の先輩に10年ぶりに会ってうれしかったこと!たくさん勉強して、また明日からがんばれそうです。