井口まみ
井口まみ井口まみ

新年会のトリは民謡の会です

 untitled 毎年、たくさんの新年会に呼んでいただきます。いつも最後はこの民謡の会です。うちのご近所で教室を開いている先生のお弟子さんたちが一堂に会して、先生のお仲間の皆さんも参加して、それはにぎやかな発表会です。いつから市会議員を呼んでいただいているのかわかりませんが、菅に住んでいる議員はいつもうかがっています。

わたしは、いつか三味線をやってみたい、できるならこんな素敵な声で民謡を歌ってみたい、とあこがれているので、毎回わくわくしながら参加しているのですが、でも、ふと、何で市会議員なのかな、と思うのです。そして考えました。いろいろな人たちが集まっているところにでかけて、そこで皆さんの声を聞くことこそ、私たちの仕事だと。

untitled22歳、今年大学卒業というわかい男性が、三味線の腕前を披露しました。写真の右側で三味線を弾いている人です。「すごい」と声が上がるくらい、上手でした。「お上手ですねえ」と声をかけると、まわりから「でもねえ、就職がないのよ。どこか紹介してあげてくださいな」。「うちも孫がまだ決まらなくて」「うちの息子の会社も倒産しちゃって」と、次々と話しがひろがります。こんなにこまっているのに、なにもしない民主党政権にも話はおよび、「民主党もだめだよなあ」…。

三味線や尺八、民謡を毎週一生懸命習って、発表したいと思っても、適当な会場がないというのが文化団体の皆さんの切実な思いです。舞台と音響施設があって、食事もしながらなごやかに歌い踊ることができるところがまったくありません。なので今日の会場も稲城市です。こういうことをとりあげながら、「皆さんの願いを一つ一つうかがって、あきらめずに実現するまでがんばるのが仕事です」とごあいさつしました。

ホントに三味線を習ってみたいのですが、いつになることやら…。せめて気分だけ味わいたいと、この会には必ず着物を着て参加することにしています。皆さんに公約してしまったので、けっこうまじめに守っています。だんだん上手になっているとほめてもらって、ちょっとうれしかったです。