井口まみ
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第51回稲田つつみ寄席、楽しかったよ

51回目を重ねた、稲田つつみ寄席。今回はめぐりあわせで1月になってしまったので、「新春初笑い」と銘打って、にぎにぎしく開催しました。

1第51回稲田つつみ寄席、楽しかったよといっても私は、新年会が重なって、開会のごあいさつをしたあと、中座してしまい、ういういしい前座の瀧川鯉八さんと、今年真打になるという二つ目の瀧川鯉之助さんの高座は見ることができず、なんと残念!写真だけ載せておきますね。鯉之助さんは2回目の出演です。今度来るときは真打です。楽しみ!

 

2第51回稲田つつみ寄席、楽しかったよ

3第51回稲田つつみ寄席、楽しかったよ色物は「相撲漫談」という初めての出し物。一矢さんです。見た目やよく通る声が誰かに似ているとずっと思っていたのですが、そうだ、竹中直人さんだ!あんな感じで、相撲をねたに、次々と話題が広がっていきます。でも、どこまでほんとかが分からない!初場所で白鵬が、土俵入りを間違えた、というのはほんとで、私も知っていますが、それをまねして土俵入りを実演しながら解説している話も、信じていいんですよね。とても面白かったんですけど。

4第51回稲田つつみ寄席、楽しかったよトリは桂米福師匠の「抜け雀」です。米福師匠は、真打になってからは2回目の出演ですが、二つ目のときに何度か来ていただいたそうです。長い歴史があると、若い人たちがどんどん上手になり、真打になっていく。それを見ることができるという楽しみがあるというのが、稲田つつみ寄席の楽しみの一つです。

「抜け雀」は、久しぶりの人情噺です。まず、枕がたっぷりあって、このまま終わってしまうのではないかというくらい、面白い枕ではじまりました。そして、すっと噺は小田原の宿場町になります。このねた、笑い転げるというものではないのですが、うまい噺の中にどんどん引き込まれていきます。雀がちゅんちゅんちゅんと飛んでいる気持ちになり、それがすっととまったような気持ちになり、最後にかごに入った気になり、落語ってほんとにすごいなあ、と今回も思ったのでした。

今年はさらに2回おこなう予定です。日程が決まり次第お知らせします。ぜひごいっしょしましょう。