井口まみ
井口まみ井口まみ

多摩区が舞台です。薬師堂の獅子舞も出演!

masukata 「川崎郷土・市民劇」の第3弾、「枡形城 落日の舞い」を見てきました。時は鎌倉時代、場所は今の多摩区枡形、そして菅です。

郷土川崎を舞台にして、出演者も市民から公募してプロと一緒に芝居を作り上げるという、たいへんユニークな試みが始まり、これが第3作目となりました。前回は海を埋め立てた江戸時代の話で、今度は北部です。目の前の小沢城址や薬師堂の獅子舞が出てきます。我が家から見える枡形城址とそのふもとに伝わる五反田節。のらぼう菜も出てきます。どれも後世に伝えたいものばかり。ストーリーも作者いわく、シェークスピアの「オセロ」にヒントを得た愛憎の物語。見終われば、わが町にいっそうの愛着がわきあがります。断片的な史実に想像力を膨らませて、感動的なストーリーと演出になっていました。

この川崎に生まれた子どもたちは、ここがふるさとです。ふるさとに誇りと愛着をもつために、この舞台は本当にいいなあ、と思います。私たち大人もこの舞台を通じて、小沢城址や枡形城址の景観を守り、獅子舞や五反田節などの伝統芸能を守ることに、うんと関心を払って行くことができたらいいなあ、と思いました。またどこかで再演してくれないかな。