井口まみ
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お芝居三昧--次は前進座です

zensinza 昨日に続いて、今日は前進座のお芝居を観ることができました。毎日お芝居が観られるなんて、こんなことはめったになくて、うれしい!

前進座はたぶん2度目です。何年か前に「どうしてもチケット買って」といわれていったのが初めてでした。そのときに歌舞伎というものの見方がすっかり変わり、機会があったら今度は必ず行こうと思っていました。やっとその機会に恵まれました。あの日、どう変わったのかといえば…。

前に歌舞伎座で、有名な人たちの歌舞伎を見て、何を言っているのか、どうストーリーが展開しているのかさっぱりわからず、「歌舞伎というのは素人が見てもわからないもの」だと思って敬遠していました。ところが前進座の舞台はイヤホン無しでもわかったのです。そこでその晩、前進座にメールを出して、「なぜ前進座の歌舞伎はわかるのか」と質問をしたのです。すぐていねいな返事がありました。「前進座は、まさに、歌舞伎をだれもが見てわかる、演芸として庶民に受け入れられるものに戻すために旗揚げしたのです」。ストーリーがわかると、舞台に見入ることができます。優美な動き、決まった所作で表す感情の豊かさなど、ちょっとかじった歌舞伎の知識で、本当に面白くなりました。

その前進座が今年創立80周年を迎え、その記念興行に行ったのです。よく知る役者さんたちが総出演で、もうわくわくです。今回の「秋葉権現廻船噺」も、よくわかりました。いやあ、すっかりはまってしまった。

でも難点は、チケットが高いことです。安い席もありますが、ある程度近くで見ようと思ったら、ちょっと手が出ません。今回は、建設労働組合のみなさんが組合の文化行事として取り組んだ仲間に入れてもらいました。お弁当もついて、割引にもなっています。こういう方法でいろんな団体が取り組んでおられます。10月には日本共産党の後援会でも取り組むそうです。またいくぞ!